おいしい給食
9月4日(金)今日の給食
今日の給食は、コッペパン、ラフランスジャム、牛乳、鶏肉のパプリカージュ、こふき芋、ウインナーとレンズ豆のスープでした。今日は「ラフランス」についてお話をします。梨は、「日本梨」と「中国梨」、「洋梨」の3つに大きく分けられます。ラフランスは、洋梨です。原産地は、その名前の通りフランスで、日本へは明治時代に伝わりました。昭和時代の後半ごろから、広く栽培されるようになり、今では、日本で栽培されている洋梨の代表品種になりました。収穫時期は秋です。甘味の中にほんのりと酸味があり、果汁をたくさん含み、とろけるような口あたりです。甘味、香りともによいので、生のままでも、今日のようなジャムに加工してもおいしくいただけます。
9月3日(木) 今日の給食
今日の給食は、夏野菜カレーライス、牛乳、フルーツ白玉でした。今日はフルーツに入っている「白玉」についてお話します。白玉は「白玉粉」と呼ばれるもち米を粉にしたもので作ったお団子です。寒さが厳しい冬に白玉粉作りが行われていたので、別の名前で「寒晒し粉」と呼ばれます。白玉粉は室町時代や鎌倉時代ごろに中国から伝わっていたようですが、一般的に広まったのは江戸時代ごろといわれています。江戸時代になると、砂糖やもちなどの和菓子が庶民の間でも食べられるようになり、それにともなって白玉粉も普及していったようです。白玉粉から作られる白玉は、特に夏を代表する和菓子として江戸時代の庶民に親しまれていたようです。
9月2日(木) 今日の給食
今日の給食は、ひじき豆ごはん、牛乳、ししゃもの南蛮漬け、大根の味噌汁、冷凍みかんでした。今日はひじきについてお話しします。ひじきは色が黒く、細長く、食べるとぼそぼそしていて、味もあまり特徴がありません。しかし、ひじきには、骨や歯をつくるカルシウム、血液をつくる鉄分、腸の働きを助ける食物繊維などが非常に多く含まれています。油揚げや鶏肉などと炊き合わせるとおいしくなるひじきです。今日の給食は、ひじきを大豆、油揚げ、にんじんと一緒にしょうゆ、砂糖などで煮た具の入った炊き込みご飯です。三重県のひじき協同組合では、このひじきをもっと食べて、健康に長生きしてほしいという願いを込めて9月の敬老の日をひじきの日として制定しました。
9月1日(火) 今日の給食
今日の給食は、田舎うどん、牛乳、野菜炒め、黒糖蒸しパンでした。黒糖蒸しパンは、ホットケーキミックスに黒砂糖を混ぜて黒豆をいれて蒸して作りました。黒糖は、さとうきびの汁をしぼって、そのまま煮詰めた黒砂糖で、主な成分は上白糖と同じで、炭水化物です。上白糖に比べるとカルシウムやリン、鉄などの無機質が豊富です。黒豆は、黒大豆のことで、大豆とおなじように畑の肉と呼ばれるほどみなさんの成長に必要なたんぱく質、カルシウム、鉄を多く含んでいます。皮が黒いのが大豆と異なる特徴で、アントシアニンという成分で黒くなっています。アントシアニンは目の疲れを回復させる効果があります。
8月31日(月) 今日の給食
今日の給食は、ごはん、牛乳、マーボー茄子、五目スープ、ミックスナッツでした。8月31日は、野菜の日です。今日の給食は、夏野菜のたくさんとれるマーボーなすを出しました。なすは、「なす紺」といわれる独特の美しい色を特徴とする夏から秋が旬の野菜です。他の野菜と比べて、栄養素の面では目立った成分は含まれていませんが、最近は、がん予防に有効な成分があることで脚光を浴びています。料理の面では、和・洋・中のどんな料理にも合い、飽きずに食べられのが利点です。特に油との相性がよいため、食欲も体力も減退する夏には、炒めたり揚げたりして、油脂をうまくとることができます。マーボーなすは、なすを油で炒め、挽き肉と野菜を炒めたピリ辛みそとあわせて作りました。
8月28日 今日の給食
今日の給食は、黒パン、牛乳、おさかナッツ、ワンタンスープでした。今日は、カシューナッツについてお話しします。カシューナッツは、インド、アフリカ、ブラジルが産地で、そのまま食べるか、お菓子の材料として使われることが多いようです。その他、料理の炒め物などに利用されます。給食では、“鶏肉とカシューナッツの炒め物”という料理や今日の給食の“おさかナッツ”という料理の中に入っています。カシューナッツには、疲れをとったり、おなかの調子をととのえたりする働きがあります。また、若返りのビタミンと言われているビタミンEも含まれています。
8月27日(木) 今日の給食
今日の給食は、ごはん、牛乳、あじの塩焼き、ゴーヤーチャンプルー、じゃがいもの味噌汁でした。今日は「ゴーヤー」についてお話します。ゴーヤーは、もともと、沖縄で誕生した野菜で、特別に、「島野菜」とよばれています。島野菜のきまりは、昔から食べられていること、郷土料理に多く使われていること、沖縄の気候と風土に合ってよくとれることの3つです。ゴーヤーには、1本につきレモン約2個分、ほうれん草の約2倍に相当する豊富なビタミンCが含まれています。疲労回復の働きもあるため、残暑を乗り切るためにも、沖縄から生まれたゴーヤーを食べて、元気に過ごしましょう。
8月26日(水) 今日の給食
今日の給食は、キムチチャーハン、牛乳、春巻、大根としめじの中華スープ、梨でした。今日は旬の果物、「梨」についてお話します。なしは、埼玉県でもたくさん生産されており、埼玉県で作られたオリジナルの品種「彩玉」があります。梨には独特のシャリシャリとした食感がありますが、この食感の秘密は梨の細胞にあります。梨の細胞には細胞の壁が厚みを増した石細胞というものがあります。この石細胞が口の中で噛むことで壊され、シャリシャリとした食感が生まれるというわけです。
8月25日(火) 今日の給食
今日の給食は、ナン、牛乳、カレーミート、アセロラポンチでした。今日は「アセロラ」についてお話しします。アセロラは、さくらんぼに似た形の果物です。南の島で昔から食べられていたそうです。日本では、ほとんどが沖縄で収穫されます。アセロラは、ビタミンCが多く、レモンの約18倍あります。ビタミンCは皮膚を強くし、病気になりにくい体をつくる働きがあります。
8月24日(月) 今日の給食
今日の給食は、ご飯、牛乳、豚肉と厚揚げのオイスター炒め、わかめトマトスープでした。今日はスープに入っている「トマト」についてお話しします。トマトは夏の代表的な野菜のひとつです。トマトにはとりすぎた水分を体の外に出してくれる「カリウム」がたくさん入っています。また、トマトの赤い色は「リコピン」という色素です。リコピンは抗酸化作用という老化を遅らせる成分です。さらにビタミンCも多く、紫外線で焼けた肌をきれいにしてくれたり、病気を防いでくれたりします。ヨーロッパでは「トマトが赤くなると、医者が青くなる」と言われているように、トマトを食べると病気にかかりにくくなって医者に行く必要がなくなり、医者が困って青くなるという話もあります。そんな栄養満点のトマト入りわかめスープ、暑い夏におすすめです。