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2021年3月の記事一覧

3月23日(火) 今日の給食

今日の給食は、赤飯、牛乳、鶏の唐揚げ、ほうれん草のおひたし、豆腐とわかめのみそ汁、セレクトデザートでした。今日は、今学期最後の給食でした。明日には6年生の皆さんは、この学校を卒業し、巣立っていきます。そのお祝いをするために、今日の主食は、「赤飯」にしました。赤飯は、ささげ(豆)をたっぷりの水でゆでこぼし、ささげ自体とゆでたときの汁を使って作ります。そのため、赤っぽい色がつきます。赤い色には、災いをさける力があると信じられており、日本で古くからお祝いのときに食べられている特別な料理です。

3月22日(月) 今日の給食

今日の給食は、カレーライス、牛乳、フルーツナタデココ、キャンディーチーズでした。ナタデココについてお話しします。ナタデココはスペイン語です。ナタデココの「ナタ」は、「浮かぶ皮」という意味で、「ココ」は「ココナッツ」のことです。つまり、ナタデココとは、ココナッツの上澄みの皮という意味です。実際には、ココナッツミルクやココナッツウォーターにナタ菌と呼ばれる酢酸菌を加えて発酵させ、浮いてきた皮をサイコロ状に切ったものがみなさんが知っているナタデココになります。ナタデココはそのほとんどが水分で、低カロリーです。また、セルロースという便秘予防になる食物繊維が含まれています。

3月19日(金) 今日の給食

今日の給食は、ココア揚げパン、牛乳、ポークビーンズ、グリーンサラダでした。今日は、揚げパンの誕生についてお話しします。揚げパンが誕生したのは、今から約70年前、戦後の食料  不足が問題だった昭和20年代の東京都大田区でした。当時、大田区の小学校で給食を作っていた調理師さんの一人が考えたものです。その調理師さんは、風邪で休み、給食を食べられなかった児童に栄養をつけてもらうため、パンを持っていかせる際、保存がきき、かつ作ってから時間が経過して硬くなったパンをおいしく食べてもらおうと、油で揚げ、砂糖をまぶすことを考案したのが始まりだと言われています。一人の優しい考えから誕生した揚げパンが、今では給食の大人気メニューとなりました。

3月18日(木) 今日の給食

今日の給食は、ごはん(こうのとり伝説米)、牛乳、鯵のすだち醤油焼き、肉じゃが、かぶの味噌汁でした。今日はあじをすだちの果汁と醤油で漬け込んだものを焼きました。そこで今日は「すだち」のお話です。「すだち」はみかんの仲間の徳島県原産の植物で、ゆずやかぼすと同じように果肉そのものを生で食べるというよりは、果汁や皮を薬味や風味づけに使う果物です。名前の由来は、みかん類は別名「橘」と呼ばれていて、果汁を酢のように使っていたり、酸っぱい橘ということで「酢橘」といわれ、「すだち」と名付けられました。まもなく6年生は卒業です。すだちを食べて小学校を元気に巣立っていってほしいとの願いを込め、この献立にしました。

3月17日(水) 今日の給食

今日の給食は、キムチチャーハン、牛乳、いかナゲット、ワンタンスープ、ハニーピーナッツでした。今日はキムチについてです。 キムチは韓国語で漬物を意味する言葉「チムチェ」が変化して「キムチ」と呼ばれるようになったそうです。キムチは、もともとは朝鮮半島の寒い時期に備えた保存食であり、野菜を塩漬けしたものから始まりました。 唐辛子が用いられるようになったのは、16世紀に日本から朝鮮半島に唐辛子が伝えられてからです。今日は豚肉、にんじん、たけのこ、白菜のキムチづけを使いキムチチャーハンにしました。

3月16日(火) 今日の給食

今日の給食は、五目うどん、牛乳、大豆のシャリシャリ揚げ、清見オレンジでした。今日は「清見オレンジ」についてお話します。清見オレンジは昭和24年に、日本人に身近なみかんと世界で一番多く生産されているオレンジを交配させ、新しい柑橘類を生み出す計画により誕生したオレンジです。清見という名前は静岡県清水市にある清見寺からつけられました。皮はオレンジよりは柔らかいのでむきやすく、果肉はみかんに似て甘くなっています。栄養面では、ビタミンCと食物繊維を多く含んでいます。さらに、最近がんの予防に効果があると注目されている、βクリプトキサンチンも含まれています。

3月15日(月) 今日の給食

今日の給食は、はちみつパン、牛乳、チキンのこんがり焼き、ボイルブロッコリー、彩り野菜スープでした。チキンのこんがり焼きに使われている「コーンフレーク」についてお話します。コーンフレークは名前の通り、コーン(トウモロコシ)の粉から作られるシリアルの一種で、カリカリとした食感が特徴です。今日は鶏肉にノンエッグマヨネーズを塗り、パン粉、コーンフレーク、パルメザンチーズを混ぜた衣をつけて焼きました。マヨネーズでお肉をコーティングするとやわらかくしっとり仕上がります。また、コーンフレークの食感が良いアクセントとなり、美味しく出来上がりました。

3月12日(金) 今日の給食

今日の給食は、鯛飯、牛乳、チーズはんぺんフライ、若竹汁、いよかんでした。今日のご飯に使われている「鯛」は愛媛県産です。愛媛県の瀬戸内海に面した地域は鯛の養殖が盛んで、天然の真鯛も一本釣りで釣れるので、鯛を使った郷土料理の「鯛めし」が有名です。 かつて鯛めしは神社に献上されたり、漁師が船の中で食べたりと歴史が長く、身近な食べものとして地元の人に食べられてきました。今日の鯛は、3日に登場した「めで鯛すまし汁」と同じく、国の補助金を活用したものをありがたく頂きました。また、果物は、これまた愛媛県が全国一位の生産量を誇っている「いよかん」でした。

3月11日(木) 今日の給食

今日の給食は、ごはん、牛乳、豚肉とれんこんの黒酢炒め、えび団子スープ、青のり小魚でした。今日は「黒酢」についてお話します。黒酢と普通のお酢との違いは「原料」と「作り方」にあります。料理によく使われる透明なお酢は、精米された白米で作りますが、黒酢は、玄米を使います。白米に比べて、玄米は、ビタミン・ミネラルなどを豊富に含んでいるので、黒酢は普通のお酢に比べ、栄養が豊富です。また、普通のお酢は、約4か月の短期間で発酵させ、作られるのに対し、黒酢は半年から長いもので3年という長い時間をかけ、じっくりと発酵、熟成させ、作られます。熟成期間が長くなるほど、黒酢の特徴である美しい「琥珀色」が深まり、香りやコクも増し、味もまろやかになります。今日は、豚肉とれんこんをコクのある黒酢を使い、炒めものにしました。

3月10日(水) 今日の給食

今日の給食は、ライスボール、牛乳、キャベツのペペロンチーノ、ミネストローネでした。今日は、ペペロンチーノについてお話します。「ペペロンチーノ」は、パスタ料理のことで、正式名称は、「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」です。イタリア語で、「アーリオ」は「にんにく」、「オーリオ」は「オリーブオイル」、「ペペロンチーノ」は「唐辛子」という意味で、にんにく、オリーブオイル、唐辛子を使ったスパゲティのことをさします。今日は、そこにキャベツを加えました。キャベツには、ビタミンCと、S-メチルメチオニン(キャベジン)という成分が多く含まれています。キャベジンは、胃の薬にも使われている成分で、胃を正常に保つ働きがあります。体によいキャベツが入った、ペペロンチーノを味わっていただきましょう。