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2021年1月の記事一覧

1月29日(金) 今日の給食

今日の給食は、カレーライス、牛乳、フルーツヨーグルトでした。今日は、ヨーグルトのお話です。紀元前5000年ごろ、東地中海からバルカン半島、中央アジアで、羊を飼い始めました。ある日、残しておいた羊の乳がいつの間にか酸味のあるさわやかな飲み物に変わっていました。これが、ヨーグルトの始まりだと言われています。ヨーグルトは、牛乳を乳酸菌という菌で発酵させて作ります。ヨーグルトに含まれている乳酸菌は、腸の中で悪い菌を減らし良い菌を増やす働きがあります。今日の給食のようにフルーツと和えたり、そのまま食べたりするほかに、肉の臭みを消し、柔らかくする働きもあります。また、牛乳から作られるので、カルシウムも多く入っています。

1月28日(木) 今日の給食

今日の給食は、ごまあじうどん、牛乳、里芋のみそ煮、いちごでした。 今日は、いちごについてお話しします。いちごは、江戸時代の終わりにオランダから日本に伝わりました。いちごがたくさん出回る時期は、4月から5月でしたが、ハウス栽培によって寒い冬でも作られるようになり、1月から3月にかけて一番多く出回るようになりました。いちごには、ビタミンCが豊富に含まれていて、1日に3個から4個食べると1日に必要なビタミンCをとることができます。今日のいちごは、埼玉県産の「紅ほっぺ」でした。

1月27日(水) 今日の給食

 今日の給食は、ゆめちからコッペパン、りんごジャム、牛乳、くじらのケチャップソース、すいとんでした。

 昨日の「今日の給食」でお伝えしたように、1/30まで給食週間のため、今日は昭和時代の給食を再現しました。昭和時代の給食では、戦後の食糧難を支えた「くじら」の存在が欠かせませんでした。日本では縄文時代からくじらが食べられていたそうです。奈良時代から江戸時代まで、牛や豚を食べる肉食文化のなかった日本では、貴重なたんぱく源でした。江戸時代になると、組織的なくじら漁がはじまり、全国に広まりました。今では、国際的な取り決めにより捕鯨量が決められ、食べる機会も減り、貴重なものとなりました。しかし、昔から日本人の食生活を支えてきたくじらを食べることは、大切な日本の食文化のひとつです。今日は、貴重なくじらを竜田揚げにして、ケチャップソースで味つけしました。

1月26日(火) 今日の給食

 今日の給食は、ご飯(こうのとり伝説米)、牛乳、鮭の塩焼き、けんちん汁、たくあん、味付けのりでした。

 1月24日から1月30日までは、「全国学校給食週間」です。これにちなみ、今日は日本で給食が最初に始まった頃のメニューを再現したものでした。日本で給食が最初に始まったのは明治22年の山形県の小学校です。貧しかった子どもたちに、「おにぎり、焼き魚、漬物」を用意しました。昔は米も貴重だったので、おにぎりも米だけではなく、麦やヒエ、アワといったものが混ぜられていたものでした。また、みそ汁もほとんど具の無いものでした。当時は現在のように交通や店が発達していなかったため、地元でとれたものや保存のきくものを給食に使用していました。今日は、歴史を感じながら今の時代の給食に感謝し、いただきました。

1月25日(月) 今日の給食

今日の給食は、かて飯、牛乳、わかさぎフリッター、白菜の味噌汁、ぽんかんでした。今日の果物、「ぽんかん」はみかんより少し大きく、頭がぽこっと飛び出しています。インド原産の果物で、「ぽん」はインドの都市の名前からついたといわれています。日本では愛媛県や鹿児島県、高知県での栽培が盛んです。

1月22日(金) 今日の給食

今日の給食は、子どもパンスライス、牛乳、手作りコロッケ、ボイルキャベツ、ウインナーとレンズ豆のスープでした。今日のスープには「レンズ豆」という豆が入っています。普通の豆より小さく平べったい形で、名前のとおり、カメラのレンズのような形をしています。豆類なので豊富なたんぱく質があり、免疫力を高め、風邪などを防ぐレシチンや食物繊維も豊富です。まだ日本では、なかなかなじみのないレンズ豆ですが、スープやカレーに入れると甘味が出て、おいしくいただけます。

1月21日(木) 今日の給食

今日の給食は、ビビンバ丼、牛乳、トックスープ、小魚アーモンドでした。「ビビンバ」は韓国料理のひとつです。このビビンバは、「混ぜる」という意味の「ピビム」、ごはんという意味の「パプ」が組み合わさった言葉です。名前の通り、ごはんと具をスプーンでよくかき混ぜて食べる料理です。ごはんの上にのっている肉や野菜類は、唐辛子を使用しているため、少しだけ辛みがあります。唐辛子は、韓国ではよく使われる香辛料で、胃腸を健康にし、体を温める働きがあります。

1月20日(水) 今日の給食

    今日の給食は、キャロットピラフ、牛乳、チキンナゲット、白花豆のクリームスープでした。今日は、キャロットピラフについてお話しします。キャロット(にんじん)の語源は、カロテンという栄養素からきました。にんじんにはベータカロテンが特に多く含まれています。このベータカロテンは、体の中でビタミンAに変わり、細胞を強くし、体の抵抗力を高めます。また、粘膜も強くするため、感染症から体を守る働きがあります。さらに、造血作用もあるので、貧血の改善にもつながります。

1月19日(火) 今日の給食

今日の給食は、コーンみそラーメン、牛乳、春巻き、りんごでした。今日は、春巻きについてお話しします。どうして春巻きは「春巻き」という名前なのか、ご存じでしょうか。実は、もともと、暦の上で春が始まる、立春のころに新芽を出した野菜を具材として巻いて作られていました。それを理由に「春巻き」と呼ばれるようになったといわれています。春野菜を巻いたものを食べて、新春を祝い、無病息災を願ったといいます。英語圏では「春巻き」をそのまま直訳して、「スプリングロール」と呼ばれています。

1月18日(月) 今日の給食

今日の給食は、ご飯、牛乳、赤魚の西京焼き、五目煮豆、かき玉汁、みかんでした。西京焼きとは、魚を白みそに漬け込み、焼いたものです。日本では、平安時代から食材を味噌漬けにする保存法がありました。魚は生もののため、海から遠い地域ではすぐに傷んでしまいます。そこで、保存法の一種として味噌漬けがはじまったといわれています。西京漬けを作るには大変な手間と日数がかかったため、しばらくは高級品で、一般的に西京焼きが食べられるようになったのは、室町時代の中期からと言われています。