おいしい給食
3月16日(火) 今日の給食
今日の給食は、五目うどん、牛乳、大豆のシャリシャリ揚げ、清見オレンジでした。今日は「清見オレンジ」についてお話します。清見オレンジは昭和24年に、日本人に身近なみかんと世界で一番多く生産されているオレンジを交配させ、新しい柑橘類を生み出す計画により誕生したオレンジです。清見という名前は静岡県清水市にある清見寺からつけられました。皮はオレンジよりは柔らかいのでむきやすく、果肉はみかんに似て甘くなっています。栄養面では、ビタミンCと食物繊維を多く含んでいます。さらに、最近がんの予防に効果があると注目されている、βクリプトキサンチンも含まれています。
3月15日(月) 今日の給食
今日の給食は、はちみつパン、牛乳、チキンのこんがり焼き、ボイルブロッコリー、彩り野菜スープでした。チキンのこんがり焼きに使われている「コーンフレーク」についてお話します。コーンフレークは名前の通り、コーン(トウモロコシ)の粉から作られるシリアルの一種で、カリカリとした食感が特徴です。今日は鶏肉にノンエッグマヨネーズを塗り、パン粉、コーンフレーク、パルメザンチーズを混ぜた衣をつけて焼きました。マヨネーズでお肉をコーティングするとやわらかくしっとり仕上がります。また、コーンフレークの食感が良いアクセントとなり、美味しく出来上がりました。
3月12日(金) 今日の給食
今日の給食は、鯛飯、牛乳、チーズはんぺんフライ、若竹汁、いよかんでした。今日のご飯に使われている「鯛」は愛媛県産です。愛媛県の瀬戸内海に面した地域は鯛の養殖が盛んで、天然の真鯛も一本釣りで釣れるので、鯛を使った郷土料理の「鯛めし」が有名です。 かつて鯛めしは神社に献上されたり、漁師が船の中で食べたりと歴史が長く、身近な食べものとして地元の人に食べられてきました。今日の鯛は、3日に登場した「めで鯛すまし汁」と同じく、国の補助金を活用したものをありがたく頂きました。また、果物は、これまた愛媛県が全国一位の生産量を誇っている「いよかん」でした。
3月11日(木) 今日の給食
今日の給食は、ごはん、牛乳、豚肉とれんこんの黒酢炒め、えび団子スープ、青のり小魚でした。今日は「黒酢」についてお話します。黒酢と普通のお酢との違いは「原料」と「作り方」にあります。料理によく使われる透明なお酢は、精米された白米で作りますが、黒酢は、玄米を使います。白米に比べて、玄米は、ビタミン・ミネラルなどを豊富に含んでいるので、黒酢は普通のお酢に比べ、栄養が豊富です。また、普通のお酢は、約4か月の短期間で発酵させ、作られるのに対し、黒酢は半年から長いもので3年という長い時間をかけ、じっくりと発酵、熟成させ、作られます。熟成期間が長くなるほど、黒酢の特徴である美しい「琥珀色」が深まり、香りやコクも増し、味もまろやかになります。今日は、豚肉とれんこんをコクのある黒酢を使い、炒めものにしました。
3月10日(水) 今日の給食
今日の給食は、ライスボール、牛乳、キャベツのペペロンチーノ、ミネストローネでした。今日は、ペペロンチーノについてお話します。「ペペロンチーノ」は、パスタ料理のことで、正式名称は、「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」です。イタリア語で、「アーリオ」は「にんにく」、「オーリオ」は「オリーブオイル」、「ペペロンチーノ」は「唐辛子」という意味で、にんにく、オリーブオイル、唐辛子を使ったスパゲティのことをさします。今日は、そこにキャベツを加えました。キャベツには、ビタミンCと、S-メチルメチオニン(キャベジン)という成分が多く含まれています。キャベジンは、胃の薬にも使われている成分で、胃を正常に保つ働きがあります。体によいキャベツが入った、ペペロンチーノを味わっていただきましょう。
3月9日(火) 今日の給食
今日の給食は、ごはん、牛乳、にしんの照り焼き、切り昆布の煮物、相性汁でした。今日は、にしんについてお話します。にしんは、海に住む体長30㎝から35㎝くらいの回遊魚で、日本の近くの海にも生息しています。春に産卵のために戻ってくる代表的なエリアが北海道で、3月下旬から6月下旬ごろです。この時期のにしんは、卵や白子を抱えて、美味しさが増しています。また、にしんの卵自体も数の子として有名です。今日は、旬のにしんを照り焼きにしました。
3月8日(月) 今日の給食
今日の給食は、山形食パン、いちごジャム、牛乳、鮭グラタン、いんげんとコーンのソテー、ベジタブルスープでした。今日は、鮭グラタンについてお話します。グラタンは、フランス生まれの料理です。「グラタン」は、フランス語で「おこげ」という意味もあり、「オーブンなどで、料理の表面を少し焦がすように調理した料理」のことを差します。そのため、デザート用に作られた甘いグラタンもあります。今日は、鮭が入ったグラタンです。鮭は、一生のうちで、川、海、川の順に、住む場所を変えていく珍しい魚です。数百年前には、一生を川で過ごしていましたが、海は水温が安定していて、えさがたくさんあるので、海水にも適応できるよう進化したと考えられています。
3月5日(金) 今日の給食
今日の給食は、油麩丼、牛乳、きゅうりの漬物、豚汁でした。油麩丼の「麩」は小麦から作られており、他の食材のうま味を吸って美味しくなります。油麩は、油で揚げた麩のことで、フランスパンのような形をしています。油麩丼は、カツ丼や親子丼の肉が食べられないお客さんのために、肉の代わりに油麩を入れて作ったのが始まりと言われている、宮城県の郷土料理です。
3月4日(木) 今日の給食
今日の給食は、タンメン、牛乳、焼き餃子、ひじきの中華炒め、デコポンでした。今日は、デコポンについてお話しします。「デコポン」は、「清美オレンジ」と「ポンカン」をかけ合わせて作られた果物です。へたの部分に、こぶのような出っ張りがある特徴的な形をしていることと、ポンカンからできた果物であることから、デコポンという名前がつきました。甘みがとても強く、酸味は少ないのが特徴です。旬の時期は、2月~4月頃で、ちょうど今がおいしい時期です。特徴的な栄養素としては、丈夫な皮膚や骨を作るために必要なビタミンCがたくさん含まれています。
3月3日(水) 今日の給食
今日の給食は、ちらし寿司、牛乳、きびなごカリカリフライ、めで鯛すまし汁、ひなあられでした。
本日、3月3日は、ひな祭りです。もともとは、災いなどを払うために、人形を海や川に流す行事として行われていましたが、現在では、女の子の健やかな成長を願う行事となりました。「桃の節句」とも呼ばれ、ひな人形に桜や桃の花、ひなあられや菱餅などを飾ったり、ちらし寿司やハマグリの料理を楽しむ節句祭りのひとつです。ひな人形を飾る行事が日本各地で開催されていますが、鴻巣市では、ひな人形で飾る日本一高いピラミッドひな壇が全国的にも有名になりました。
今日の給食は、ちらし寿司と国の補助金を使った愛媛県産の真鯛の入ったすまし汁、ひなあられでひな祭りの献立です。給食を食べてひな祭りのお祝いをしました。
3月2日(火) 今日の給食
今日の給食は、ごはん、牛乳、手作り和風ハンバーグ、菜の花のお浸し、ピリ辛味噌汁でした。
今日のお浸しには菜花を使っています。別名「菜の花」とも言われる、よく知られている春に咲く黄色い花です。今日はその菜の花のつぼみの部分を茹でて使いました。菜の花にはカルシウム、鉄分、ビタミンが多く栄養たっぷりです。ほろ苦く、独特の香りがありますが、春の訪れを感じさせる野菜としてよく食べられます。
今日のハンバーグは給食室でひとつひとつ丸めて作りました。挽肉にしっかり炒めたたまねぎ、パン粉、たまご、牛乳、さらにカルシウムを補給するためにスキムミルクも入っています。今日は大根おろしをかけ、和風ハンバーグにしました。
3月1日(月) 今日の給食
今日の給食は、ツイストパン、牛乳、オムレツ、子ども洋食、オニオンスープでした。鴻巣の給食では7年ぶりに登場の「子ども洋食」です。初めて聞く方も多いかもしれません。ふかしたじゃがいもとねぎ、桜えびを炒め、ソースで味付けしたものです。これは群馬県桐生市で昔から食べられていた子どものおやつで、昭和初期にリヤカーで学校や銭湯の前で売られていたそうです。当時は食料がほとんどなかったため、簡単に作れてお腹の足しになるということで人気があり、当時としてはかなりのごちそうでした。ソース味も珍しいので「洋食」という名前がついたようです。今ではB級グルメとして当時を懐かしんで食べられているようです。
2月26日(金) 今日の給食
今日の給食は、ドライカレー、牛乳、ベジタブルスープ、ヨーグルトでした。「ガルバンゾー」についてお話します。日本では、形が鈴状で、ヘソの部分がとんがり、形がひよこに似ていることから、「ひよこ豆」とも呼ばれています。ガルバンゾーという呼び名は、スペイン語です。これは、スペイン語が使われているメキシコからの輸入が多かったので、ガルバンゾーという名前が定着したといわれています。そのまま食べると、ナッツのようなサクっとした歯ざわりと風味が特徴です。カレー、スープ、サラダなどに使われます。今日の給食では、粗く砕いたひよこ豆をカレーミートに入れました。
2月25日(木) 今日の給食
今日の給食は、チャーシュー麺、ポテトのチーズ焼き、いよかんでした。「いよかん」は、日本が原産の果物で、明治時代に山口県の萩市で発見されたといわれています。その昔は、その当時の地名「穴門」にちなんで「穴門蜜柑」と呼ばれていました。現在では主に愛媛県で生産され、名前も現在の主な産地である伊予の国から「伊予柑」と名付けられたようです。皮はやや厚く、艶のある濃い橙色で、果肉は柔らかく、甘味と酸味のバランスのよい果汁が多いのが特徴です。
2月24日(水) 今日の給食
今日の給食は、ひじき豆ごはん、牛乳、ハタハタの唐揚げ、きりたんぽ汁でした。
「ハタハタ」は日本海で冬にとれる白身の魚で、秋田県はその水揚げ量が全国で1番です。雷のなる時期にとれることから「カミナリウオ」とも呼ばれます。漢字では魚へんに雷と書きます。「ハタハタ」というのは雷の音を表した擬音語だそうです。白身でうろこがなく、とても食べやすい魚で、竜田揚げやいそべ揚げにしたり、干物にしたり、しょうゆの原料にも使われています。
きりたんぽ汁は秋田県の郷土料理です。炊きたてのごはんを適度につぶし、串に巻き付け棒状に形作り、暖炉などの火であぶって焼き目をつけたものです。今日の給食では、鶏肉やきのこ、ゴボウなどの野菜が入ったしょうゆ味の汁にきりたんぽを入れて食べました。
2月22日(月) 今日の給食
今日の給食は、小松菜豚味噌丼、牛乳、きゅうりの漬物、みぞれ汁でした。みぞれ汁にはすりおろした大根が入っていますが、この大根は葉っぱに近い方が甘く、細い先にいくほど辛みが増していきます。そこで、料理に使う場合はその味の違いを生かして使い分けるのが大根をおいしく食べるコツです。まず、葉っぱに近い部分は、甘みがあるので、大根おろしやサラダなど生で食べるのに向いています。真ん中あたりは、煮物やおでんで食べるとおいしく食べられます。先の部分は、辛みがあるので、みそ汁に入れたり、干して切り干し大根にしたりすると、辛みが気にならずに食べられます。
2月19日(金) 今日の給食
今日の給食は、山形食パン、チョコクリーム、牛乳、チリコンカン、こんにゃく入り海藻サラダでした。「チョコレート」は「カカオ」から作られますが、「カカオ」はギリシャ語で「テオブロマ・カカオ」と言って、「神様の食べ物」という意味があるそうです。昔はお金として使われていたくらい貴重なものだったようです。カカオから作られた「チョコレート」には、脳の集中力を高めたり、リラックス効果のある栄養があります。疲れた時に食べるとホッとしますが、砂糖や油分もあるので、食べすぎには注意し、程よく食べると良いですね。
2月18日(木) 今日の給食
今日の給食は、ごはん、牛乳、カレイの竜田揚げ、ほうれんそうのお浸し、鶏肉と大根のうま煮でした。今日は「ほうれん草」についてです。ほうれん草は、1年を通して、手に入る野菜ですが、夏と冬では美味しさと栄養価が全く違う野菜です。特にビタミンCとカロテンの変化は大きく、冬のほうれん草は夏に比べて2~3倍も多くなります。ビタミンCは、ほうれん草に多く含まれている鉄の吸収を助けてくれる働きがあります。カロテンは、皮膚や粘膜の健康を保つビタミンであり、空気が乾燥して皮膚が乾きやすいこれからの季節に積極的に摂りたい栄養素です。
2月17日(水) 今日の給食
今日の給食は、パエリア、牛乳、オムレツ、長ねぎのクリームスープでした。今日は、パエリアについてです。パエリアは、スペイン発祥の料理で、お米と野菜・魚介類・肉などをスープで炊いた料理です。パエリアは平らな専用鍋「パエジエーラ」を使い、ご飯と具材を炊きます。また、スペイン・バレンシア地方では、フライパン自体をパエリアとよびます。鍋の名前として伝わったパエリアが料理の名前として広まりました。給食は、大量に作るため、大きな釜で作っていますが、本場のパエリアは、鍋のまま食卓に出ることも多いようです。今日の給食のパエリアも野菜、貝類が入っており美味しく出来上がりました。
2月16日(火) 今日の給食
今日の給食は、わかめラーメン、牛乳、鶏肉とカシューナッツの炒め物、いちごでした。今日はカシューナッツについてお話しします。カシューナッツは脂質が多めで、食べると太ると思われがちですが、脂肪の多くはオレイン酸という良い油で、体内の悪玉コレステロールを減らす働きがあります。さらに、このオレイン酸は、便秘予防にも効果があります。このような良質な油を含むカシューナッツは、少しおなかが空いたときの間食にもおすすめです。ただし、間食は食べすぎないことが大切です。カシューナッツだと一日10粒が目安です。