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おいしい給食

4月27日(火) 今日の給食

今日の給食は、コーンみそラーメン、牛乳、ポテトのチーズ焼き、清見オレンジでした。清見オレンジは、静岡市の果樹試験場で「宮内早生温州みかん」と「トロピタオレンジ」を配合して作られました。果樹試験場近くの海岸を清見潟といい、清見干潟の名前から清見オレンジと名付けられました。フレッシュな甘い香りと、たくさんの果汁があり、ビタミンCが豊富です。果肉は、柔らかく、温州みかんの甘みとオレンジの香りを同時に楽しむことができます。ビタミンCは免疫力を高めたり、皮膚や骨を作るなど、たくさんの働きがあります。

4月26日(月) 今日の給食

今日の給食は、ごはん(こうのとり伝説米)、牛乳、豚肉の生姜炒め、かき玉汁、アーモンドでした。豚肉の生姜炒めは、豚肉にすりおろしの生姜とにんにく、しょうゆ、みりんなどで下味をつけし、にんじんやたまねぎなどの野菜といっしょに炒めました。豚肉は、ビタミンB1が豊富で、牛肉の約10倍も含まれています。豚肉と一緒に漬け込んだ生姜には、胃の調子を整えてくれる効果や体を温める効果もあります。豚肉と生姜は、疲れた体を元気にしてくれるスタミナ食材です。

4月23日(金) 今日の給食

今日の給食は、ごはん、牛乳、飛び魚の竜田揚げ、肉じゃが、春キャベツの味噌汁でした。今日は、飛び魚についてお話します。飛び魚は、背中が青く、お腹が銀色をしている30cmから40cmくらいの魚で、大きな胸びれが特徴です。この大きな胸びれを使って、海面を殿様バッタのように滑空します。最長400m飛んだ記録もあるそうです。飛び魚が飛ぶときは、天敵の魚に食べられそうになった時です。飛んで逃げて、命を守っています。遠くまで飛べるように、消化管の構造を簡単にして食べ物を体内に残さないようにしたり、骨をスカスカにまでして、体重を軽くしているそうです。今日は、そんな驚きの生態を持つ飛び魚を、竜田揚げにしました。ちょうど旬の時期を迎えていて美味しいです。

4月22日(木) 今日の給食

今日の給食は、はちみつパン、牛乳、ポークビーンズ、蒟蒻入り海藻サラダでした。ポークビーンズはその名の通り、豚肉と豆が主な材料で、これらをトマトなどで煮込んで作ります。アメリカの家庭料理で、各家庭にレシピがある「お袋の味」と言ってもよいメニューだそうです。給食では、大豆を使用しましたが、大豆には植物性たんぱく質が豊富に含まれています。この植物性たんぱく質と、肉や魚などから摂れる動物性たんぱく質、どちらかに偏らず、バランスよく食べることが大切です。

4月21日(水) 今日の給食

今日の給食は、チャーハン、牛乳、焼き餃子、五目スープでした。チャーハンは、「チャ―」が炒める、「ハン」はごはんという意味で、中国料理の炒めごはんのことです。工夫次第で色々な食材を利用でき、家庭料理としても人気の高い料理です。今日の給食のチャーハンは、焼き豚やえび、たけのこ、干ししいたけ、枝豆、ねぎを入れて作りました。

4月20日(火) 今日の給食

今日の給食は、カレーライス、牛乳、フルーツポンチ、キャンディーチーズでした。今日は「カレー」についてお話します。カレーは西洋料理として明治初期に日本に上陸しました。1923年に日本人の口に合うカレー粉が開発され、続いて板チョコ状のカレールウが発売されました。安いこと、そしてご飯にかける手軽さから家庭での定番料理に定着しました。さらに1969年には、温めてかけるだけのレトルトカレーも発売されました。給食でも人気メニューの一つとなり、今や、日本の「国民食」とも呼ばれる地位を築きました。鴻巣市の給食では、カレールウを小麦粉・油・バターでじっくり炒めて、心を込めて手作りしています。

4月19日(月) 今日の給食

 今日の給食は、子どもパン、牛乳、ハンバーグのケチャップソースかけ、ボイルキャベツ、コーンクリームスープでした。「春キャベツ」についてお話します。春キャベツは秋に種をまいて、春に収穫されます。葉が柔らかくてみずみずしく、ふんわりとして軽いのが特徴です。また、甘みがあり、この時期だけの特別な味わいがあります。

 今日は、1年生が初めての給食でした。給食当番の仕事をきちんとして、みんなで美味しく給食を食べました。

4月16日(金) 今日の給食

 今日の給食は、三色そぼろ丼、牛乳、あさりの味噌汁、冷凍パインでした。あさりは、春から初夏にかけて産卵期を迎えます。この時期がもっとも身が肥えておいしくなる、あさりの旬です。

 また、1年生は牛乳給食の日でした。来週から始まる完全給食に向けて、給食時間の過ごし方、牛乳のたたみ方などを学びました。

4月15日(木) 今日の給食

今日の給食は、わかめうどん、牛乳、野菜炒め、白花豆のカップケーキでした。わかめは、全長4mほどの大きな海草で、めかぶ、茎、若芽と3種類の食べる部分があります。めかぶは粘り気があり、茎はコリコリとした食感で、若芽は柔らかいのが特徴です。日本は島国のため、大昔からわかめや海苔、昆布などの海藻を食べてきました。世界中でも、日本のように海藻をよく食べる食文化は珍しいといわれています。海藻には、からだの調子を整えるビタミンやミネラルがたくさん含まれています。

4月14日(水) 今日の給食

 今日の給食は、黒パン、牛乳、めばるフライ、イタリアンサラダ、ミネストローネでした。

 メバルについてお話しをします。目がパッチリしていることから「めがはる」、それから「メバル」という名前になったそうです。海の中で、目をパッチリとさせて岩にはりついています。メバルは、30cmほどの魚で北海道の南部から九州までの海にいて、防波堤などでもよく釣れる、冬から春が旬の魚です。そのためメバルは「春告げ魚」という別の名前があります。脂肪が少ない白身魚で、刺身、塩焼き、煮つけにしてもおいしい魚です。今日は塩、胡椒で下味をつけ、フライになって給食に登場しました。

4月13日(火) 今日の給食

今日の給食は、ごはん、牛乳、マーボー豆腐、チンゲン菜のスープ、冷凍りんごでした。「麻婆豆腐」という名前ですが、中国語で「マー」はあばた(天然痘が治ったあとのくぼみ)、「ボー」はお婆さんのことで、昔、四川省に住んでいたあばたのあるお婆さんが、唐辛子を使った豆腐料理を作っていたことに由来します。それが中国で広まったようです。日本では、昭和40年代に、ある料理番組で作ったのがきっかけで広まりました。その番組では、激辛の四川料理を日本人も食べやすいようにアレンジし、人気料理となりました。

4月12日(月) 今日の給食

 今日の給食は、チキンライス、牛乳、枝豆フリッター、彩り野菜スープ、はちみつレモンゼリーでした。今日から令和3年度1学期の給食が始まりました。今年度もこのコーナーを更新していきます。よろしくお願いいたします。

3月23日(火) 今日の給食

今日の給食は、赤飯、牛乳、鶏の唐揚げ、ほうれん草のおひたし、豆腐とわかめのみそ汁、セレクトデザートでした。今日は、今学期最後の給食でした。明日には6年生の皆さんは、この学校を卒業し、巣立っていきます。そのお祝いをするために、今日の主食は、「赤飯」にしました。赤飯は、ささげ(豆)をたっぷりの水でゆでこぼし、ささげ自体とゆでたときの汁を使って作ります。そのため、赤っぽい色がつきます。赤い色には、災いをさける力があると信じられており、日本で古くからお祝いのときに食べられている特別な料理です。

3月22日(月) 今日の給食

今日の給食は、カレーライス、牛乳、フルーツナタデココ、キャンディーチーズでした。ナタデココについてお話しします。ナタデココはスペイン語です。ナタデココの「ナタ」は、「浮かぶ皮」という意味で、「ココ」は「ココナッツ」のことです。つまり、ナタデココとは、ココナッツの上澄みの皮という意味です。実際には、ココナッツミルクやココナッツウォーターにナタ菌と呼ばれる酢酸菌を加えて発酵させ、浮いてきた皮をサイコロ状に切ったものがみなさんが知っているナタデココになります。ナタデココはそのほとんどが水分で、低カロリーです。また、セルロースという便秘予防になる食物繊維が含まれています。

3月19日(金) 今日の給食

今日の給食は、ココア揚げパン、牛乳、ポークビーンズ、グリーンサラダでした。今日は、揚げパンの誕生についてお話しします。揚げパンが誕生したのは、今から約70年前、戦後の食料  不足が問題だった昭和20年代の東京都大田区でした。当時、大田区の小学校で給食を作っていた調理師さんの一人が考えたものです。その調理師さんは、風邪で休み、給食を食べられなかった児童に栄養をつけてもらうため、パンを持っていかせる際、保存がきき、かつ作ってから時間が経過して硬くなったパンをおいしく食べてもらおうと、油で揚げ、砂糖をまぶすことを考案したのが始まりだと言われています。一人の優しい考えから誕生した揚げパンが、今では給食の大人気メニューとなりました。

3月18日(木) 今日の給食

今日の給食は、ごはん(こうのとり伝説米)、牛乳、鯵のすだち醤油焼き、肉じゃが、かぶの味噌汁でした。今日はあじをすだちの果汁と醤油で漬け込んだものを焼きました。そこで今日は「すだち」のお話です。「すだち」はみかんの仲間の徳島県原産の植物で、ゆずやかぼすと同じように果肉そのものを生で食べるというよりは、果汁や皮を薬味や風味づけに使う果物です。名前の由来は、みかん類は別名「橘」と呼ばれていて、果汁を酢のように使っていたり、酸っぱい橘ということで「酢橘」といわれ、「すだち」と名付けられました。まもなく6年生は卒業です。すだちを食べて小学校を元気に巣立っていってほしいとの願いを込め、この献立にしました。

3月17日(水) 今日の給食

今日の給食は、キムチチャーハン、牛乳、いかナゲット、ワンタンスープ、ハニーピーナッツでした。今日はキムチについてです。 キムチは韓国語で漬物を意味する言葉「チムチェ」が変化して「キムチ」と呼ばれるようになったそうです。キムチは、もともとは朝鮮半島の寒い時期に備えた保存食であり、野菜を塩漬けしたものから始まりました。 唐辛子が用いられるようになったのは、16世紀に日本から朝鮮半島に唐辛子が伝えられてからです。今日は豚肉、にんじん、たけのこ、白菜のキムチづけを使いキムチチャーハンにしました。

3月16日(火) 今日の給食

今日の給食は、五目うどん、牛乳、大豆のシャリシャリ揚げ、清見オレンジでした。今日は「清見オレンジ」についてお話します。清見オレンジは昭和24年に、日本人に身近なみかんと世界で一番多く生産されているオレンジを交配させ、新しい柑橘類を生み出す計画により誕生したオレンジです。清見という名前は静岡県清水市にある清見寺からつけられました。皮はオレンジよりは柔らかいのでむきやすく、果肉はみかんに似て甘くなっています。栄養面では、ビタミンCと食物繊維を多く含んでいます。さらに、最近がんの予防に効果があると注目されている、βクリプトキサンチンも含まれています。

3月15日(月) 今日の給食

今日の給食は、はちみつパン、牛乳、チキンのこんがり焼き、ボイルブロッコリー、彩り野菜スープでした。チキンのこんがり焼きに使われている「コーンフレーク」についてお話します。コーンフレークは名前の通り、コーン(トウモロコシ)の粉から作られるシリアルの一種で、カリカリとした食感が特徴です。今日は鶏肉にノンエッグマヨネーズを塗り、パン粉、コーンフレーク、パルメザンチーズを混ぜた衣をつけて焼きました。マヨネーズでお肉をコーティングするとやわらかくしっとり仕上がります。また、コーンフレークの食感が良いアクセントとなり、美味しく出来上がりました。

3月12日(金) 今日の給食

今日の給食は、鯛飯、牛乳、チーズはんぺんフライ、若竹汁、いよかんでした。今日のご飯に使われている「鯛」は愛媛県産です。愛媛県の瀬戸内海に面した地域は鯛の養殖が盛んで、天然の真鯛も一本釣りで釣れるので、鯛を使った郷土料理の「鯛めし」が有名です。 かつて鯛めしは神社に献上されたり、漁師が船の中で食べたりと歴史が長く、身近な食べものとして地元の人に食べられてきました。今日の鯛は、3日に登場した「めで鯛すまし汁」と同じく、国の補助金を活用したものをありがたく頂きました。また、果物は、これまた愛媛県が全国一位の生産量を誇っている「いよかん」でした。

3月11日(木) 今日の給食

今日の給食は、ごはん、牛乳、豚肉とれんこんの黒酢炒め、えび団子スープ、青のり小魚でした。今日は「黒酢」についてお話します。黒酢と普通のお酢との違いは「原料」と「作り方」にあります。料理によく使われる透明なお酢は、精米された白米で作りますが、黒酢は、玄米を使います。白米に比べて、玄米は、ビタミン・ミネラルなどを豊富に含んでいるので、黒酢は普通のお酢に比べ、栄養が豊富です。また、普通のお酢は、約4か月の短期間で発酵させ、作られるのに対し、黒酢は半年から長いもので3年という長い時間をかけ、じっくりと発酵、熟成させ、作られます。熟成期間が長くなるほど、黒酢の特徴である美しい「琥珀色」が深まり、香りやコクも増し、味もまろやかになります。今日は、豚肉とれんこんをコクのある黒酢を使い、炒めものにしました。

3月10日(水) 今日の給食

今日の給食は、ライスボール、牛乳、キャベツのペペロンチーノ、ミネストローネでした。今日は、ペペロンチーノについてお話します。「ペペロンチーノ」は、パスタ料理のことで、正式名称は、「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」です。イタリア語で、「アーリオ」は「にんにく」、「オーリオ」は「オリーブオイル」、「ペペロンチーノ」は「唐辛子」という意味で、にんにく、オリーブオイル、唐辛子を使ったスパゲティのことをさします。今日は、そこにキャベツを加えました。キャベツには、ビタミンCと、S-メチルメチオニン(キャベジン)という成分が多く含まれています。キャベジンは、胃の薬にも使われている成分で、胃を正常に保つ働きがあります。体によいキャベツが入った、ペペロンチーノを味わっていただきましょう。

3月9日(火) 今日の給食

今日の給食は、ごはん、牛乳、にしんの照り焼き、切り昆布の煮物、相性汁でした。今日は、にしんについてお話します。にしんは、海に住む体長30㎝から35㎝くらいの回遊魚で、日本の近くの海にも生息しています。春に産卵のために戻ってくる代表的なエリアが北海道で、3月下旬から6月下旬ごろです。この時期のにしんは、卵や白子を抱えて、美味しさが増しています。また、にしんの卵自体も数の子として有名です。今日は、旬のにしんを照り焼きにしました。

3月8日(月) 今日の給食

今日の給食は、山形食パン、いちごジャム、牛乳、鮭グラタン、いんげんとコーンのソテー、ベジタブルスープでした。今日は、鮭グラタンについてお話します。グラタンは、フランス生まれの料理です。「グラタン」は、フランス語で「おこげ」という意味もあり、「オーブンなどで、料理の表面を少し焦がすように調理した料理」のことを差します。そのため、デザート用に作られた甘いグラタンもあります。今日は、鮭が入ったグラタンです。鮭は、一生のうちで、川、海、川の順に、住む場所を変えていく珍しい魚です。数百年前には、一生を川で過ごしていましたが、海は水温が安定していて、えさがたくさんあるので、海水にも適応できるよう進化したと考えられています。

3月5日(金) 今日の給食

今日の給食は、油麩丼、牛乳、きゅうりの漬物、豚汁でした。油麩丼の「麩」は小麦から作られており、他の食材のうま味を吸って美味しくなります。油麩は、油で揚げた麩のことで、フランスパンのような形をしています。油麩丼は、カツ丼や親子丼の肉が食べられないお客さんのために、肉の代わりに油麩を入れて作ったのが始まりと言われている、宮城県の郷土料理です。

3月4日(木) 今日の給食

今日の給食は、タンメン、牛乳、焼き餃子、ひじきの中華炒め、デコポンでした。今日は、デコポンについてお話しします。「デコポン」は、「清美オレンジ」と「ポンカン」をかけ合わせて作られた果物です。へたの部分に、こぶのような出っ張りがある特徴的な形をしていることと、ポンカンからできた果物であることから、デコポンという名前がつきました。甘みがとても強く、酸味は少ないのが特徴です。旬の時期は、2月~4月頃で、ちょうど今がおいしい時期です。特徴的な栄養素としては、丈夫な皮膚や骨を作るために必要なビタミンCがたくさん含まれています。

3月3日(水) 今日の給食

 今日の給食は、ちらし寿司、牛乳、きびなごカリカリフライ、めで鯛すまし汁、ひなあられでした。

 本日、3月3日は、ひな祭りです。もともとは、災いなどを払うために、人形を海や川に流す行事として行われていましたが、現在では、女の子の健やかな成長を願う行事となりました。「桃の節句」とも呼ばれ、ひな人形に桜や桃の花、ひなあられや菱餅などを飾ったり、ちらし寿司やハマグリの料理を楽しむ節句祭りのひとつです。ひな人形を飾る行事が日本各地で開催されていますが、鴻巣市では、ひな人形で飾る日本一高いピラミッドひな壇が全国的にも有名になりました。

 今日の給食は、ちらし寿司と国の補助金を使った愛媛県産の真鯛の入ったすまし汁、ひなあられでひな祭りの献立です。給食を食べてひな祭りのお祝いをしました。

3月2日(火) 今日の給食

 

 今日の給食は、ごはん、牛乳、手作り和風ハンバーグ、菜の花のお浸し、ピリ辛味噌汁でした。

 今日のお浸しには菜花を使っています。別名「菜の花」とも言われる、よく知られている春に咲く黄色い花です。今日はその菜の花のつぼみの部分を茹でて使いました。菜の花にはカルシウム、鉄分、ビタミンが多く栄養たっぷりです。ほろ苦く、独特の香りがありますが、春の訪れを感じさせる野菜としてよく食べられます。

 今日のハンバーグは給食室でひとつひとつ丸めて作りました。挽肉にしっかり炒めたたまねぎ、パン粉、たまご、牛乳、さらにカルシウムを補給するためにスキムミルクも入っています。今日は大根おろしをかけ、和風ハンバーグにしました。

 

3月1日(月) 今日の給食

今日の給食は、ツイストパン、牛乳、オムレツ、子ども洋食、オニオンスープでした。鴻巣の給食では7年ぶりに登場の「子ども洋食」です。初めて聞く方も多いかもしれません。ふかしたじゃがいもとねぎ、桜えびを炒め、ソースで味付けしたものです。これは群馬県桐生市で昔から食べられていた子どものおやつで、昭和初期にリヤカーで学校や銭湯の前で売られていたそうです。当時は食料がほとんどなかったため、簡単に作れてお腹の足しになるということで人気があり、当時としてはかなりのごちそうでした。ソース味も珍しいので「洋食」という名前がついたようです。今ではB級グルメとして当時を懐かしんで食べられているようです。

2月26日(金) 今日の給食

今日の給食は、ドライカレー、牛乳、ベジタブルスープ、ヨーグルトでした。「ガルバンゾー」についてお話します。日本では、形が鈴状で、ヘソの部分がとんがり、形がひよこに似ていることから、「ひよこ豆」とも呼ばれています。ガルバンゾーという呼び名は、スペイン語です。これは、スペイン語が使われているメキシコからの輸入が多かったので、ガルバンゾーという名前が定着したといわれています。そのまま食べると、ナッツのようなサクっとした歯ざわりと風味が特徴です。カレー、スープ、サラダなどに使われます。今日の給食では、粗く砕いたひよこ豆をカレーミートに入れました。

2月25日(木) 今日の給食

今日の給食は、チャーシュー麺、ポテトのチーズ焼き、いよかんでした。「いよかん」は、日本が原産の果物で、明治時代に山口県の萩市で発見されたといわれています。その昔は、その当時の地名「穴門」にちなんで「穴門蜜柑」と呼ばれていました。現在では主に愛媛県で生産され、名前も現在の主な産地である伊予の国から「伊予柑」と名付けられたようです。皮はやや厚く、艶のある濃い橙色で、果肉は柔らかく、甘味と酸味のバランスのよい果汁が多いのが特徴です。

2月24日(水) 今日の給食

 今日の給食は、ひじき豆ごはん、牛乳、ハタハタの唐揚げ、きりたんぽ汁でした。

 「ハタハタ」は日本海で冬にとれる白身の魚で、秋田県はその水揚げ量が全国で1番です。雷のなる時期にとれることから「カミナリウオ」とも呼ばれます。漢字では魚へんに雷と書きます。「ハタハタ」というのは雷の音を表した擬音語だそうです。白身でうろこがなく、とても食べやすい魚で、竜田揚げやいそべ揚げにしたり、干物にしたり、しょうゆの原料にも使われています。

 きりたんぽ汁は秋田県の郷土料理です。炊きたてのごはんを適度につぶし、串に巻き付け棒状に形作り、暖炉などの火であぶって焼き目をつけたものです。今日の給食では、鶏肉やきのこ、ゴボウなどの野菜が入ったしょうゆ味の汁にきりたんぽを入れて食べました。

2月22日(月) 今日の給食

今日の給食は、小松菜豚味噌丼、牛乳、きゅうりの漬物、みぞれ汁でした。みぞれ汁にはすりおろした大根が入っていますが、この大根は葉っぱに近い方が甘く、細い先にいくほど辛みが増していきます。そこで、料理に使う場合はその味の違いを生かして使い分けるのが大根をおいしく食べるコツです。まず、葉っぱに近い部分は、甘みがあるので、大根おろしやサラダなど生で食べるのに向いています。真ん中あたりは、煮物やおでんで食べるとおいしく食べられます。先の部分は、辛みがあるので、みそ汁に入れたり、干して切り干し大根にしたりすると、辛みが気にならずに食べられます。

2月19日(金) 今日の給食

今日の給食は、山形食パン、チョコクリーム、牛乳、チリコンカン、こんにゃく入り海藻サラダでした。「チョコレート」は「カカオ」から作られますが、「カカオ」はギリシャ語で「テオブロマ・カカオ」と言って、「神様の食べ物」という意味があるそうです。昔はお金として使われていたくらい貴重なものだったようです。カカオから作られた「チョコレート」には、脳の集中力を高めたり、リラックス効果のある栄養があります。疲れた時に食べるとホッとしますが、砂糖や油分もあるので、食べすぎには注意し、程よく食べると良いですね。

2月18日(木) 今日の給食

今日の給食は、ごはん、牛乳、カレイの竜田揚げ、ほうれんそうのお浸し、鶏肉と大根のうま煮でした。今日は「ほうれん草」についてです。ほうれん草は、1年を通して、手に入る野菜ですが、夏と冬では美味しさと栄養価が全く違う野菜です。特にビタミンCとカロテンの変化は大きく、冬のほうれん草は夏に比べて2~3倍も多くなります。ビタミンCは、ほうれん草に多く含まれている鉄の吸収を助けてくれる働きがあります。カロテンは、皮膚や粘膜の健康を保つビタミンであり、空気が乾燥して皮膚が乾きやすいこれからの季節に積極的に摂りたい栄養素です。

2月17日(水) 今日の給食

今日の給食は、パエリア、牛乳、オムレツ、長ねぎのクリームスープでした。今日は、パエリアについてです。パエリアは、スペイン発祥の料理で、お米と野菜・魚介類・肉などをスープで炊いた料理です。パエリアは平らな専用鍋「パエジエーラ」を使い、ご飯と具材を炊きます。また、スペイン・バレンシア地方では、フライパン自体をパエリアとよびます。鍋の名前として伝わったパエリアが料理の名前として広まりました。給食は、大量に作るため、大きな釜で作っていますが、本場のパエリアは、鍋のまま食卓に出ることも多いようです。今日の給食のパエリアも野菜、貝類が入っており美味しく出来上がりました。

2月16日(火) 今日の給食

今日の給食は、わかめラーメン、牛乳、鶏肉とカシューナッツの炒め物、いちごでした。今日はカシューナッツについてお話しします。カシューナッツは脂質が多めで、食べると太ると思われがちですが、脂肪の多くはオレイン酸という良い油で、体内の悪玉コレステロールを減らす働きがあります。さらに、このオレイン酸は、便秘予防にも効果があります。このような良質な油を含むカシューナッツは、少しおなかが空いたときの間食にもおすすめです。ただし、間食は食べすぎないことが大切です。カシューナッツだと一日10粒が目安です。

2月15日(月) 今日の給食

    

今日の給食は、カレーライス、牛乳、フルーツポンチ、キャンディーチーズでした。今日はカレーの起源についてお話しします。カレーは18世紀にインドからイギリスに伝わり、その後、イギリスで初めてカレー’’粉’’が作られました。インドにはカレー粉というものはなく、様々なスパイスを組み合わせ、カレーの味をつくっているのです。明治時代になると、日本では、アメリカやヨーロッパの文化が積極的に取り入れられ、その中でイギリスからカレーが伝わりました。その後、カレーの材料であるタマネギ、ジャガイモ、ニンジンが日本でたくさん作られるようになり、また、国産の安いカレー粉が広がり、大正時代に今のような日本のカレーライスのもともとの形ができました。

2月12日(金) 今日の給食

今日の給食は、しゃくし菜チャーハン、牛乳、ポークしゅうまい、チンゲンサイとあさりのスープ、ココアババロアでした。今日は「しゃくしな」についてお話します。しゃくし菜は「雪白体菜」のことで、葉っぱの形がしゃもじの杓子に似ていることからしゃくし菜と呼ばれています。明治初期に中国から伝わり、標高の高い秩父地方で白菜の代わりに作られてきました。8月末から9月上旬に種をまき、10月末から収穫されます。シャキシャキした食感で漬物にされることの多い野菜です。今日は埼玉県産のしゃくし菜を漬物にしたものを炊き込んでチャーハンに入れました。

2月10日(水) 今日の給食

今日の給食は、きなこ揚げパン、牛乳、白菜のシチュー、イタリアンサラダでした。きなこは、大豆を煎った後に挽いて粉にした食品です。風味豊かで、良質のたんぱく質や脂質、ビタミンB1、B2に富む栄養満点の食品です。黄色系の大豆を原料とした黄色ののきなこと、緑色系の大豆を用いた淡緑色の青きなこがあります。青きなこは、うぐいす粉ともよばれます。2月は節分もあったため、大豆を使用したきなこ揚げパンにしました。

2月9日(火) 今日の給食

今日の給食は、ごはん、牛乳、肉じゃが、だし巻きたまご、ほうれん草の磯香和え、ハニーピーナッツでした。おふくろの味として定番の料理、「肉じゃが」。その発祥は、イギリスに留学していた東郷平八郎が、留学先で食べたビーフシチューを気に入り、シェフが東郷の話から想像して作ったものが始まりという説があります。カレーライスと材料が同じなので補給するにも都合がよく、軍隊の食事として広まったようです。大人気の給食の肉じゃがは、調理員さんたちの愛情がたっぷり入っていて美味しいです。

2月8日(月) 今日の給食

今日の給食は、コッペパンスライス、牛乳、焼きそば、たこナゲット、大根としめじの中華スープでした。今日の給食は、野菜がたっぷり入った大人気の焼きそばでした。今日の焼きそばには、赤の食品の豚肉、黄色の食品の中華めん、油、緑の食品の玉ねぎ、にんじん、もやし、キャベツ とたくさんの食品が入っており栄養バランスが良いです。焼きそばは、中華料理の点心の一つで、中華めんを炒めた料理です。学校給食では、たくさんの食品を使った五目焼きそばは、栄養のバランスがとれることからよく登場する料理の一つになっています。今日の給食では、コッペパンにはさんで焼きそばパンとしていただきました。

2月5日(金) 今日の給食

今日の給食は、ごはん(こうのとり伝説米)、牛乳、鯖の塩焼き、卯の花炒め、お事汁でした。今日は、お事汁についてお話します。旧暦の上で、12月8日と2月8日は、「事8日」と呼ばれています。事とは、仕事のことで、昔は農作業のことを言いました。農作業の終わる12月8日を「事納め」、農作業の始まる2月8日を「事始め」とされています。ほかにも様々な説があるそうですが、気持ちも切り替わる節目に五穀豊穣や無病息災を願って食べられていたのがお事汁です。具は、大根やごぼう、さといもなどの根菜や、小豆が入るのが特徴です。ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、体の芯から温まる具だくさんのみそ汁は、この寒い季節にぴったりです。

2月4日(木) 今日の給食

今日の給食は、たまごとじうどん、牛乳、みそポテト、ぽんかんでした。今日は、みそポテトについてお話しします。埼玉県秩父地方では、「こ昼飯(こじゅはん)」と呼ばれる、農作業の合間や小腹がすいた時に食べる郷土料理がいくつかあり、「みそポテト」もそのひとつです。作り方は、一口大に切ったじゃがいもに小麦粉を溶いた衣につけて、油でカラッと揚げ、甘辛いみそだれをかけます。サクサクとした衣とホクホクしたじゃがいもがみそだれとよくあい、埼玉県のB級グルメに選ばれ、全国的にも知名度がアップしました。

2月3日(水) 今日の給食

今日の給食は、もぶりめし、牛乳、鶏つくね、雑煮でした。お正月は終わりましたが、旧正月が近づいているため、雑煮を出しました。日本の暦は、1873年1月1日に、アジアの国ではいち早く、旧暦から新暦に移りました。旧暦には、冬至から2回目の新月の日を1月1日にするという決まりがあります。旧暦での正月を旧正月といい、今年は2月12日が旧正月にあたります。また、雑煮についてですが、その歴史は古く、始まりは平安時代だと言われています。「ハレ」の食べ物であるもちと、年神様に供えた野菜を入れて作りました。今日も味わっていただきましょう。

2月2日(火) 今日の給食

今日の給食は、ごはん、牛乳、いわしの蒲焼き、小松菜のお浸し、ごま汁、福豆でした。今日は、節分献立でした。節分とは、本来季節の変わり目(立春・立夏・立秋・立冬)の前日を指す言葉でしたが、現在は立春の前日のことをいいます。節分にいわしの頭を柊の枝に刺し、門や軒下に飾ると、いわしのにおいが悪い鬼を追い払うと言われています。今日は、そのいわしをかば焼きにしました。また、節分には豆をまいて、鬼を追い払いますが、昔から大豆には、穀物の精霊が宿るとされていて、鬼を追い払うのに最適であったと考えられています。

2月1日(月) 今日の給食

今日の給食は、はちみつパン、牛乳、鶏肉のトマト煮、アルファベットスープでした。今日は「パン」についてお話します。パンが誕生したのは、今から8000年から6000年ほど前と言われています。当時のパンは、小麦粉を水でこね、焼いただけのシンプルなものでした。そのパンが、様々な地域に伝わるにつれ、発酵の工程が加わったり、小麦から小麦粉を作る技術が向上するなどして、おいしいパンが作れるようになっていきました。そんなパンが日本に伝わったのは、鉄砲が伝わった時期と同じ時期でした。「パン」という言葉は鉄砲を日本に伝えたポルトガルの言葉からきています。今日は生地にはちみつが練り込まれたほんのり甘くておいしいパンでした。

1月29日(金) 今日の給食

今日の給食は、カレーライス、牛乳、フルーツヨーグルトでした。今日は、ヨーグルトのお話です。紀元前5000年ごろ、東地中海からバルカン半島、中央アジアで、羊を飼い始めました。ある日、残しておいた羊の乳がいつの間にか酸味のあるさわやかな飲み物に変わっていました。これが、ヨーグルトの始まりだと言われています。ヨーグルトは、牛乳を乳酸菌という菌で発酵させて作ります。ヨーグルトに含まれている乳酸菌は、腸の中で悪い菌を減らし良い菌を増やす働きがあります。今日の給食のようにフルーツと和えたり、そのまま食べたりするほかに、肉の臭みを消し、柔らかくする働きもあります。また、牛乳から作られるので、カルシウムも多く入っています。

1月28日(木) 今日の給食

今日の給食は、ごまあじうどん、牛乳、里芋のみそ煮、いちごでした。 今日は、いちごについてお話しします。いちごは、江戸時代の終わりにオランダから日本に伝わりました。いちごがたくさん出回る時期は、4月から5月でしたが、ハウス栽培によって寒い冬でも作られるようになり、1月から3月にかけて一番多く出回るようになりました。いちごには、ビタミンCが豊富に含まれていて、1日に3個から4個食べると1日に必要なビタミンCをとることができます。今日のいちごは、埼玉県産の「紅ほっぺ」でした。

1月27日(水) 今日の給食

 今日の給食は、ゆめちからコッペパン、りんごジャム、牛乳、くじらのケチャップソース、すいとんでした。

 昨日の「今日の給食」でお伝えしたように、1/30まで給食週間のため、今日は昭和時代の給食を再現しました。昭和時代の給食では、戦後の食糧難を支えた「くじら」の存在が欠かせませんでした。日本では縄文時代からくじらが食べられていたそうです。奈良時代から江戸時代まで、牛や豚を食べる肉食文化のなかった日本では、貴重なたんぱく源でした。江戸時代になると、組織的なくじら漁がはじまり、全国に広まりました。今では、国際的な取り決めにより捕鯨量が決められ、食べる機会も減り、貴重なものとなりました。しかし、昔から日本人の食生活を支えてきたくじらを食べることは、大切な日本の食文化のひとつです。今日は、貴重なくじらを竜田揚げにして、ケチャップソースで味つけしました。

1月26日(火) 今日の給食

 今日の給食は、ご飯(こうのとり伝説米)、牛乳、鮭の塩焼き、けんちん汁、たくあん、味付けのりでした。

 1月24日から1月30日までは、「全国学校給食週間」です。これにちなみ、今日は日本で給食が最初に始まった頃のメニューを再現したものでした。日本で給食が最初に始まったのは明治22年の山形県の小学校です。貧しかった子どもたちに、「おにぎり、焼き魚、漬物」を用意しました。昔は米も貴重だったので、おにぎりも米だけではなく、麦やヒエ、アワといったものが混ぜられていたものでした。また、みそ汁もほとんど具の無いものでした。当時は現在のように交通や店が発達していなかったため、地元でとれたものや保存のきくものを給食に使用していました。今日は、歴史を感じながら今の時代の給食に感謝し、いただきました。

1月25日(月) 今日の給食

今日の給食は、かて飯、牛乳、わかさぎフリッター、白菜の味噌汁、ぽんかんでした。今日の果物、「ぽんかん」はみかんより少し大きく、頭がぽこっと飛び出しています。インド原産の果物で、「ぽん」はインドの都市の名前からついたといわれています。日本では愛媛県や鹿児島県、高知県での栽培が盛んです。

1月22日(金) 今日の給食

今日の給食は、子どもパンスライス、牛乳、手作りコロッケ、ボイルキャベツ、ウインナーとレンズ豆のスープでした。今日のスープには「レンズ豆」という豆が入っています。普通の豆より小さく平べったい形で、名前のとおり、カメラのレンズのような形をしています。豆類なので豊富なたんぱく質があり、免疫力を高め、風邪などを防ぐレシチンや食物繊維も豊富です。まだ日本では、なかなかなじみのないレンズ豆ですが、スープやカレーに入れると甘味が出て、おいしくいただけます。

1月21日(木) 今日の給食

今日の給食は、ビビンバ丼、牛乳、トックスープ、小魚アーモンドでした。「ビビンバ」は韓国料理のひとつです。このビビンバは、「混ぜる」という意味の「ピビム」、ごはんという意味の「パプ」が組み合わさった言葉です。名前の通り、ごはんと具をスプーンでよくかき混ぜて食べる料理です。ごはんの上にのっている肉や野菜類は、唐辛子を使用しているため、少しだけ辛みがあります。唐辛子は、韓国ではよく使われる香辛料で、胃腸を健康にし、体を温める働きがあります。

1月20日(水) 今日の給食

    今日の給食は、キャロットピラフ、牛乳、チキンナゲット、白花豆のクリームスープでした。今日は、キャロットピラフについてお話しします。キャロット(にんじん)の語源は、カロテンという栄養素からきました。にんじんにはベータカロテンが特に多く含まれています。このベータカロテンは、体の中でビタミンAに変わり、細胞を強くし、体の抵抗力を高めます。また、粘膜も強くするため、感染症から体を守る働きがあります。さらに、造血作用もあるので、貧血の改善にもつながります。

1月19日(火) 今日の給食

今日の給食は、コーンみそラーメン、牛乳、春巻き、りんごでした。今日は、春巻きについてお話しします。どうして春巻きは「春巻き」という名前なのか、ご存じでしょうか。実は、もともと、暦の上で春が始まる、立春のころに新芽を出した野菜を具材として巻いて作られていました。それを理由に「春巻き」と呼ばれるようになったといわれています。春野菜を巻いたものを食べて、新春を祝い、無病息災を願ったといいます。英語圏では「春巻き」をそのまま直訳して、「スプリングロール」と呼ばれています。

1月18日(月) 今日の給食

今日の給食は、ご飯、牛乳、赤魚の西京焼き、五目煮豆、かき玉汁、みかんでした。西京焼きとは、魚を白みそに漬け込み、焼いたものです。日本では、平安時代から食材を味噌漬けにする保存法がありました。魚は生もののため、海から遠い地域ではすぐに傷んでしまいます。そこで、保存法の一種として味噌漬けがはじまったといわれています。西京漬けを作るには大変な手間と日数がかかったため、しばらくは高級品で、一般的に西京焼きが食べられるようになったのは、室町時代の中期からと言われています。

1月15日(金) 今日の給食

今日の給食は、黒パン、牛乳、鶏肉のピザ焼き、ボイルブロッコリー、ベジタブルスープでした。今日のベジタブルスープには、いんげん豆が入っています。いんげん豆は世界的に見てもよく食べられている豆です。種類も豊富で、「金時豆」「うずら豆」「虎豆」「大福豆」「手亡豆」「白金時豆」などがあります。いんげん豆には余分な糖質や脂質の吸収を抑える働きや、糖質をエネルギーに変える働きがあり、健康志向の人たちには注目されている食材です。

1月14日(木) 今日の給食

今日の給食は、ご飯、牛乳、ぶりの照り焼き、ほうれん草のごま和え、豚汁でした。「ぶり」という名前の由来は「あぶら多き魚」ということから「あ」の字を省いて「ブリ」となったそうです。ブリは、成長とともに「ワカシ、ワカナゴ、イナダ、ワラサ、ブリ」と名前が変わります。昔の武将は出世するたびに名前を変える習慣があったので、成長とともに名前が変わる魚のブリは出世魚として縁起物とされています。今でもおめでたい席でブリの照り焼きが出されるのはこのためです。また、この時期のブリは寒ブリと言い、特に脂がのっておいしいとされています。今日はぶりを甘辛く照り焼きにしました。

11月13日(水) 今日の給食

今日の給食は、チャーハン、牛乳、えびかつ、チンゲン菜のスープでした。日本はえびの消費量が多く、全世界のえび消費量の25%以上を日本人が食べているそうです。えびは現在知られているだけでも約3000種あるといわれ、日本産のえびだけでも約700種あります。えびは、たんぱく質が豊富で、低脂肪なのでアスリートやダイエット中の人にはぴったりです。また、えびにはタウリンという、栄養ドリンクなどにも入っている栄養が含まれており、血管や血液の状態をよくしたり、肝臓の機能を高めたりします。

1月12日(火) 今日の給食

今日の給食は、カレーうどん、牛乳、茎わかめのきんぴら、みかんでした。今日はカレーうどんについてお話します。カレーうどんの誕生には、いくつかの説がありますが、1904年(明治37年)ごろ、東京・早稲田の、ある老舗お蕎麦屋さんで出したのがはじまりとも言われています。明治時代、外国から洋食文化が入ってくると、次第に洋食人気が高まり、逆に和食は衰退していきました。そんな中、既存の和食に洋食の要素を加える、和洋折衷のメニューが登場しました。その一つがカレーうどんでした。この斬新なメニューは、登場するやいなや早稲田の学生の人気を獲得したといいます。

1月8日(金) 今日の給食

今日の給食は、中華丼、牛乳、わかめスープ、ミックスナッツでした。今日のミックスナッツにはピーナッツ、アーモンド、カシューナッツの3種類が入っています。ナッツとは、固い皮や殻に包まれた果実や種子で、食べられるもののうち、木になるもののことです。アーモンドとカシューナッツは木になりますが、ピーナッツは、土の中に出来るので、実は正確には豆の仲間です。しかし、味や見た目、栄養がナッツに似ているためナッツの仲間として扱われることが多いです。ナッツやピーナッツには、体に良い脂肪が多く含まれています。

1月7日(木) 今日の給食

 今日から3学期の給食が始まりました。新年最初の給食は、くわいごはん、牛乳、厚焼き卵、七草汁、洋梨タルトでした。

 今日は、くわいについてお話しします。くわいは、葉の形が田畑を耕す「鍬(くわ)」に似ていることから、鍬芋が転じて、「くわい」と呼ばれるようになったといわれています。くわいは、じゃがいもと同じように、地下にできる「塊茎」といわれる部分を食べます。その部分には、春に伸びる芽がついているので、「芽が出る」に掛けた縁起物の野菜として、お正月などの祝い事の料理に使われます。独特のほろ苦さと、ホクホクした食感があります。くわいは、埼玉県では、さいたま市や草加市で生産されています。今日の給食では、くわいをごはんに入れて炊き込みました。

12月23日(水) 今日の給食

今日の給食は、コーンピラフ、牛乳、タンドリーチキン、ミネストローネ、セレクトデザート(ストロベリーケーキ、チョコレートケーキ、いちごゼリー)でした。タンドリーチキンとは、鶏肉をヨーグルトに漬け込んでタンドールで焼き上げたインドを代表する料理です。タンドールとは、土でできた筒形の窯で、インドでは、ナンもその窯で焼かれることで有名です。給食ではタンドールは使いませんが、ヨーグルトやカレー粉でしっかりと下味をつけました。今日で2学期の給食はおしまいです。ご覧いただきありがとうございました。

12月22日(火) 今日の給食

 

  今日の給食は、ごはん、牛乳、ハタハタの唐揚げ、白菜のごま和え、おでんでした。今日のおでんには、2年生が下忍小の畑で収穫した大根を使用しました。そのほかに、じゃがいも、こんにゃく、絹揚げ、にんじん、うずら卵、ちくわ、つみれ、昆布を、じっくり煮込んで作りました。自分たちで収穫した大根が入ったおでんを、美味しそうに食べていました。

12月21日(月) 今日の給食

今日の給食は、はちみつパン、牛乳、ラザニア、コンソメスープ、みかんでした。今日は、ラザニアについてお話しします。ラザニアは、イタリア料理の一つで、ラザニアと呼ばれる板状の四角いパスタとミートソースとベシャメルソースを交互に重ねてチーズをかけ、オーブンで焼いたものです。給食では、ラザニアを何枚も重ねて作るのは難しいため、餃子の皮をラザニアの代わりに1枚使って作りました。アルミカップに手作りのミートソース、餃子の皮、ベシャメルソース、チーズをのせてオーブンで焼きました。手作りのミートソースには、畑の肉と言われている大豆も入れました。

12月18日(金) 今日の給食

今日の給食は、中華おこわ、牛乳、ねぎみそ餃子、チンゲンサイとあさりのスープ、りんごでした。日本のりんごの主流の品種は、生産量の約半分を占めている「ふじ」という品種です。産地は、長野、青森、岩手などです。今日の下忍小のりんごもこの「ふじ」を使用しました。りんごには、腸に刺激を与える食物繊維のペクチン、血圧を下げるカリウムなどが多く含まれており、便秘の予防によいといわれています。

12月17日(木) 今日の給食

今日の給食は、ごはん(こうのとり伝説米)、牛乳、鰆の幽庵焼き、かぼちゃのそぼろ煮、呉汁でした。少し先の話になりますが、12月21日は「冬至」です。冬至は、一年のうちで最も昼が短く、夜が長くなる日のことです。この日は健康を祈って栄養価の高いかぼちゃを食べたり、寿命が長く病気に強いゆずにあやかろうとゆず湯に入ったりする習慣があります。これにちなんで、鰆の幽庵焼きには、ゆずの果汁を使いました。また、副菜はかぼちゃのそぼろ煮にしました。冬至にかぼちゃを食べると病気にやかぜにかかりにくくなるという言い伝えがあります。かぼちゃの実のオレンジ色は「カロテン」という色素で、体内でビタミンAになり、かぜの予防や目の疲れ、皮膚の乾燥を防いでくれます。

12月16日(水) 今日の給食

今日の給食は、食パン、いちごジャム、牛乳、豚肉のディアブル、ボイルブロッコリー、白菜のシチューでした。「豚肉のディアブル」は、はじめての献立です。「ディアブル」は「悪魔」という意味ですが、料理では、香辛料やマスタードを使った刺激のあるソースの味がして、オーブンで焼き上げる料理の名前に使われます。今日の給食でも、豚肉をウスターソースとからし粉の特製ダレで味をつけ、パン粉、粉チーズ、パセリを混ぜた衣をつけ、オーブンで焼いて作られたので、この名前がつきました。一見、揚げ物の豚カツによく似ていますが、ディアブルは、油で揚げていない分、カロリーが低く、ヘルシーです。

12月15日(火) 今日の給食

今日の給食は、ねぎまうどん、牛乳、大学芋、野菜炒めでした。今日は「大学芋」についてお話しします。大学芋は油で揚げたさつまいもに甘いみつをからめた日本独自の料理です。大学芋と呼ばれるようになったのは、昔、東京の大学生が好んで食べていたためだそうです。さつまいもには、体調を整えるビタミンCのほか、おなかの調子を整える食物繊維もたくさん含まれています。今日は甘くて美味しいさつまいもを使って、美味しい大学芋が出来上がりました。

12月14日(月) 今日の給食

今日の給食は、ごはん、牛乳、酢豚、わかめスープ、みかんでした。酢豚は家庭にも浸透している中華料理です。酢豚という名前は日本で付けられた名前で、角切りの豚肉に片栗粉をまぶして揚げ、炒めた野菜と合わせて甘酢あんをからめた料理です。「酢」はすっぱいから苦手という人もいるようですが、酢のパワーはたくさんあります。疲れをとったり、血液をサラサラにしてくれたり、食べ物を腐りにくくしてくれるなど、良いことがたくさんあります。

12月11日(金) 今日の給食

今日の給食は、黒パン、牛乳、鮭のマヨネーズ焼き、コーンポテト、ボルシチでした。「ボルシチ」は、ロシアの代表的な料理として、世界中に広まった料理です。肉と野菜を長時間煮込んだスープで、ビーツという野菜が入っているのが特徴です。ビーツは、赤い色をしていて、食べると、甘く、ミネラルとビタミンがとても豊富な野菜です。給食で、ビーツを使うのは、この「ボルシチ」だけです。

12月10日(木) 今日の給食

今日の給食は、ごはん、牛乳、厚焼き卵、だんご汁でした。だんご汁は大分県など、九州地方の郷土料理になっています。味噌やしょうゆ仕立ての汁に、野菜と、小麦粉で作った平たい麺や団子を入れます。今日の給食では小麦粉のだんごの代わりに「だまこ餅」を入れました。だまこ餅は秋田県でよく食べられる、うるち米を炊いて、粒が少し残る程度につぶして丸めたものです。だまこ餅が野菜や肉の旨みを吸って一段と美味しくなっています。

12月9日(水) 今日の給食

今日の給食は、カレーライス、牛乳、フルーツポンチ、チーズでした。チーズは牛乳から作られますが、牛のほかにも、やぎや、羊のお乳でつくることもあります。牛乳を、温め、殺菌してから、乳酸菌の力を借り、発酵させます。それを、固めたり、混ぜたり、水分を抜いたり、寝かせたり、長い時間をかけて、チーズは作られます。そんなチーズにはたんぱく質やカルシウムがたっぷり入っています。なんと牛乳がチーズになることでカルシウムが6倍になります。

12月8日(火) 今日の給食

今日の給食は、チャンポン麺、牛乳、肉団子の甘酢あん、小松菜のチーズマフィンでした。ちゃんぽん麺は長崎県の郷土料理にもなっています。この料理の基本はチャンポン麺の故郷、福建省の肉や野菜の入った麺料理です。これに長崎の海でとれるいか、えび、あさりなどを加えて麺にのせ、「ちゃんぽん」と名付けました。肉、魚介類、卵、野菜が入っていて栄養たっぷりです。

12月7日(月) 今日の給食

今日の給食は、高菜ピラフ、牛乳、わかさぎフライ、ベジタブルスープでした。 高菜ピラフに入っている「高菜」は、アブラナ科の一種で小松菜に似た葉野菜です。熊本県の阿蘇地方の栽培が有名で、熊本を中心とした九州地方では、高菜漬けが名物です。高菜漬けは、日本三大漬物のひとつであり、最近では、ラーメンの薬味にも使われています。今日の給食の高菜ピラフは、ごはんと一緒に、刻んだ高菜漬けやにんじん、玉ねぎ、ごまを入れました。

12月4日(金) 今日の給食

今日の給食は、ご飯、牛乳、ポークしゅうまい、茎わかめサラダ、スンドゥブでした。スンドゥブの正式名は、「スンドゥブチゲ」です。スンドゥブとは「豆腐」のことで、チゲは「鍋」という意味で、豆腐を使用した鍋料理のことをいいます。残ったスープにごはんを入れて食べることもあります。辛みもあり、体が温まる料理です。豆腐は、体をつくってくれるたんぱく質や、骨を丈夫にするカルシウムがたくさん入っています。また、肉や野菜もたっぷり入っていて、栄養満点です。

12月3日(木) 今日の給食

今日の給食は、ソフトフランスパン、牛乳、クリームスパゲティ、いかナゲット、フラワーサラダでした。サラダは、ブロッコリーとカリフラワーを使ったサラダです。ブロッコリーもカリフラワーも、キャベツの仲間ですが、花のつぼみの部分を食べます。緑色のものがブロッコリーで、白い大きなつぼみがカリフラワーです。このつぼみの部分を食べる野菜を花野菜と言います。両方とも、ビタミンCやビタミンB1、B2が豊富に含まれています。ブロッコリーは、ビタミンAを多く含み、緑黄色野菜として人気があります。カリフラワーは、糖質が多いことから、ほのかな甘みがあります。

12月2日(水) 今日の給食

今日の給食は、豚肉とごぼうの炊き込みごはん、牛乳、たらの野菜あんかけ、かぶの味噌汁でした。たらの野菜あんかけの「たら」は、漢字で「魚へん」に「雪」と書くように、冬が旬の魚で、特に雪が降るような最も寒い時期においしくなるといわれています。たらは貪欲で何でも食べることから、腹いっぱい食べるという意味の「たらふく」の語源となったともいわれています。また、味噌汁に入れた蕪も、今旬の時期を迎えています。

12月1日(火) 今日の給食

今日の給食は、焼き鳥丼、牛乳、みぞれ汁、きゅうりの漬物、ハニーピーナッツでした。今日は焼き鳥丼です。「ねぎま」と呼ばれる、鶏肉と長ねぎのぶつ切りを交互に串に刺した焼き鳥をイメージして作りました。長ねぎは、11月~2月ごろが旬の野菜です。白い部分にはビタミンCが多く、緑色の部分には、カロテン、カルシウムなどが多く含まれています。また、香り成分のアリシンは、ビタミンB1の吸収を助け、血液の流れを良くしたり、疲労回復、殺菌などの効果があります。今日は大きめに切っているので、長ねぎの甘みを感じることが出来たと思います。

11月30日(月) 今日の給食

今日の給食は、黒パン、牛乳、マカロニのヒリヒリ和え、ほうれんそうサラダ、みかんでした。サラダにたっぷり使われているほうれんそうですが、埼玉県は全国2位の収穫量です。ほうれんそうには、ビタミンAやビタミンC、鉄分も豊富です。風邪をひきたくない人、疲れを早く回復したい人、運動能力を高めたい人はぜひしっかり食べてほしい野菜です。マカロニのヒリヒリ和えは、ペンネという尖ったマカロニを使っています。豆板醤とチリパウダーでピリッと辛味を利かせ、ホワイトルウでマイルドな味になるように煮込みました。

11月27日(金) 今日の給食

今日の給食は、ご飯、わかめふりかけ、牛乳、いかのかりん揚げ、のらぼう菜の胡麻和え、豚汁でした。「のらぼう菜」は、天保の大飢饉で人々の飢えを救った野菜として、江戸時代の終わりごろには栽培されていたという記録が残っています。のらぼう菜は、伸びた花芽をつんでも、脇からまた花芽が出てくる生命力が強い植物です。収穫は、穂先から30㎝ほどの柔らかい茎葉のところを手で折り取って食べます。今日はのらぼう菜をゆでて、ごま和えにしました。

11月26日(木) 今日の給食

今日の給食は、なめこおろしうどん、牛乳、ゼリーフライ、キャベツのおかか炒めでした。なめこは天然物と栽培物があります。天然物はブナやサクラの枯れ木に9~11月ごろに群生しますが、たくさん採れないため、市場には栽培物が多く出回っています。なめこ特有のぬめりは、たんぱく質の吸収を助け、胃や肝臓の粘膜を保護します。またコレステロールを下げたり、がんの予防にも効果があります。余分な塩分を体の外に出す働きもあります。このように栄養豊富はなめこですが、なめこ自体はあまり消化が良い方ではないので消化を助ける働きを持つだいこんといっしょに食べるとよいです。「なめこおろし」は昔の人の知恵です。ゼリーフライはお隣の行田市の郷土料理です。

11月25日(水) 今日の給食

今日の給食は、カレーピラフのホワイトソースかけ、牛乳、フレンチサラダ、手作りフレンチドレッシング、ラ・フランスゼリーでした。カレーピラフの味の決め手である「カレー粉」についてお話します。カレー粉は、ターメリック、クミン、コリアンダー、カルダモン、チリーペッパーなど、さまざまなスパイスやハーブを混ぜ合わせ、焙煎、熟成を経てできるミックススパイスのことをいいます。スパイスやハーブは、全部が辛いわけではなく、香り、辛味、色、苦味、うま味などいろいろな特徴をもっています。日本で市販されているカレー粉には、20~30種類のスパイスやハーブが使われています。ですから、カレー粉を作っているメーカーによって味や香り、辛味に違いがあります。自分の好みに近いカレー粉を見つけ、辛味を足したり、香りを足したり、自分好みのカレー味を探してみるのも面白いかもしれませんね。

11月24日(火) 今日の給食

今日の給食は、ご飯(こうのとり伝説米)、牛乳、鯖の塩焼き、ねぎぬた、けんちん汁でした。今日は「ねぎぬた」のお話です。「ぬた」とはとろりとした辛子酢味噌が沼田を連想させることから名づけられました。マグロやイカ、アオヤギ、わかめなど和える主役をなににするかによっていろいろあり、その土地ならではの食材を使ったぬたがあります。ねぎぬたは埼玉県深谷市の郷土料理です。たくさんとれる地元のねぎを辛子酢味噌で和えたものです。今日はおいしい鴻巣のねぎでねぎぬたを作りました。このあたりのねぎは白い部分が太くて長く甘味があるのが特徴です。けんちん汁は精進料理が発祥と言われています。埼玉県では11月20日のえびす講にお供えされる料理です。

11月20日(金)  今日の給食

今日の給食は、ゆめちからツイストパン、牛乳、チーズオンハンバーグ、粉ふき芋、ファイバースープでした。今日のパンは地元の鴻巣で収穫された「ゆめちから」という品種の小麦粉を使ったパンです。ゆめちからは、パン用の小麦粉の栽培に向かない日本の気候でも、もっちり、しっとりしたおいしいパンが焼ける小麦粉がとれるように品種改良された小麦です。話は変わりますが、今日の献立表を見ると、ファイバースープの黄色の食品の中に米粒麦という言葉がが入っています。米粒麦って何だろう?と思ったことのある人は多いのではないでしょうか。米粒麦は、押しつぶして米粒の大きさにそろえた大麦のことをいいます。大麦には食物繊維がたくさん含まれています。食物繊維のことを英語でファイバーといいます。つまり、ファイバースープとは食物繊維が豊富な大麦を使ったスープだから、この名前がつきました。おいしくいただきましょう。

11月19日(木) 今日の給食

今日の給食は、ご飯、牛乳、鮭のチャンチャン焼き、せんべい汁、アーモンドでした。「鮭のチャンチャン焼き」は、北海道石狩地方の郷土料理です。名前の由来は「ちゃっちゃとくつくれるから」「お父ちゃんがつくるから」「焼くときに鉄板とヘラがチャンチャンという音を立てるから」などいくつかあります。昭和時代の初めのころに漁師さんが獲った鮭を船の上で鉄板で焼いて食べたことが始まりといわれています。今日は、郷土料理がもう一つあります。それは「せんべい汁」です。青森県八戸市の郷土料理です。「南部せんべい」という小麦粉と塩と水を混ぜて練った生地を丸い鋳型で焼いた、かたいせんべいをちぎって入れた汁ものです。

11月18日(水)今日の給食

今日の給食は、かて飯、牛乳、だし巻きたまごのおろしかけ、呉汁でした。かて飯は、昔、ご飯のかさ増しのために残った煮物を刻んで混ぜたのが始まりと言われています。また、秩父地方では、「かてる」という言葉を「混ぜる」という意味で使い、混ぜご飯のことを「かて飯」と言います。かて飯に混ぜる具は、決まったものがあるわけではなく、季節の野菜などを使います。今日の給食では、鶏肉、ごぼう、こんにゃく、にんじん、ずいきを煮て、炊いたご飯に混ぜました。ずいきは、里芋の茎で芋がらのことをいいます。

11月17日(火) 今日の給食

今日の給食は、広東麺、牛乳、いんげんのごま炒め、ふかしいもでした。今日は、ふかしいもについてお話しします。今日の給食は、めん料理なので、不足しがちなボリュームとビタミンをとるためにさつまいもを添えました。さつまいもを蒸したものをふかしいもといいます。ふかしいもは、おやつとしても最高の食品です。さつまいもは、江戸時代に中国から日本に伝わり、鹿児島の薩摩藩から全国に広がっていきました。エネルギーが適度にあり、ビタミン、食物繊維が多く含まれています。便秘の予防・改善に効果があり、みかんに負けないビタミンがたくさん入っています。焼きいもや蒸かしいもにするときは、時間をかけてじっくり火を通すと、でんぷんを分解する酵素がよく働くのでとても甘くなります。

11月16日(月) 今日の給食

今日の給食は、牛丼、牛乳、じゃがいもとわかめの味噌汁、みかんでした。牛丼は、薄く切った牛肉と玉ねぎなどをしょうゆや砂糖などで甘辛く煮込み、どんぶりに盛ったご飯の上に載せた料理です。昔、西洋の文化が入ってくるのと同時に、それまで肉食の習慣がなかった日本で大流行した牛鍋をより手軽な食べ物としてご飯に載せた物が牛丼になったとされています。今日の給食の牛肉は、埼玉県産の武州和牛の肩ロースを使っています。和牛は大変高価なため、日ごろの給食で食べることはできませんが、牛肉の販売促進事業で、政府からの補助金により、今回、いつもの給食費で食べることができるようになりました。牛肉には、体をつくるたんぱく質や血液をつくる鉄分がいっぱい含まれています。

11月13日(金) 今日の給食

今日の給食は、きなこ揚げパン、牛乳、ポトフ、フラワーサラダでした。今日の給食は、ポトフです。ポトフは、フランス語で「火にかけた鍋」という意味で、フランスの代表的な家庭料理の1つです。肉とたくさんの野菜を入れてじっくりと煮込んで作ります。今日の給食では、じゃがいも、にんじん、たまねぎ、キャベツと豚肉、うずら卵をコンソメと塩、こしょうで味付けし、じっくり煮込みました。いろいろな種類の野菜類を煮込んでいるので、ビタミンも豊富に含まれています。栄養満点のポトフは、寒い時には体が温まります。

11月12日(木) 今日の給食

今日の給食は、シーフードカレー、牛乳、フルーツヨーグルトでした。今日は「ヨーグルト」についてお話しします。ヨーグルトは牛乳などに乳酸菌や酵母を加えて発酵させた食品です。ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、体の中の腸で、悪い菌を減らし、良い菌を増やす働きがあります。また、最近では、花粉症の症状を抑える働きがあるのではないかという研究も出てきました。さらに、ヨーグルトは牛乳から作られているので、骨を丈夫にするカルシウムもたくさん含まれます。このように、ヨーグルトは、体に良い働きがたくさんある食品です。

11月11日(水) 今日の給食

今日の給食は、しゃくし菜ごはん、牛乳、赤魚の西京焼き、煮ぼうとう、りんごでした。今日は「煮ぼうとう」のお話しをします。「煮ぼうとう」は、幅の広い平打ち麺を野菜と煮込んだ料理です。似たような料理に秩父地方や群馬県の「おきりこみ」や山梨県の「ほうとう」があります。煮ぼうとうの特徴はねぎやほうれんそう、さといもなど地元でとれた野菜をたくさん入れ、醤油味であることです。生めんを野菜と一緒に煮込むことで、ほどよくとろみがつき温かさが増します。煮ぼうとうは、埼玉県深谷市の郷土料理です。次の1万円札の肖像画にもなり、大河ドラマの主人公にも選ばれた、地元の偉人渋沢栄一さんも好んでよく食べたそうです。

11月10日(火) 今日の給食

今日の給食は、山形食パン、はちみつ、牛乳、ポークビーンズ、蒟蒻入り海藻サラダでした。今日は「はちみつ」についてお話しします。はちみつにはビタミンやミネラルが豊富に含まれています。はちみつのブドウ糖は、エネルギーとして利用されやすいという特徴があり、脳のエネルギー補給にとても良い食品です。エネルギーも砂糖よりも低カロリーで、自然の甘味を生かし、さまざまな料理に使われます。また、料理の見た目も照りがでて食欲をそそります。

11月9日(月) 今日の給食

今日の給食は、ご飯、牛乳、家常豆腐、白菜と卵のとろみスープ、青のり小魚でした。今日は「たまご」についてお話しします。11月から3月の涼しい時期は、給食に、とき卵を使うことができるので、さっそく「白菜と卵のとろみスープ」が登場しました。スープを作っている大きなお鍋の最後に、とき卵を少しずつ、まわしながら入れて作ります。でんぷんも入っているので、とろみがあって、温かいスープです。

 

11月6日(金) 今日の給食

今日の給食は、吹き寄せごはん、牛乳、わかさぎごまフライ、小松菜と豆腐の味噌汁、りんごでした。今日は、「吹き寄せごはん」についてお話します。「吹き寄せ」とは、秋の色づいた葉が、風で吹き寄せられた様子を表したものです。秋から冬にかけて、ごはんに限らず煮物や汁もの、お菓子などにも使われる言葉です。秋の紅葉した様子を表すため、秋が旬の食材が使われることも多く、銀杏や栗、きのこ、もみじの赤を表すにんじんなどが使われます。今日の給食では、秋が旬のさつまいも、しめじ、そしてもみじを表したにんじんを入れて炊き込みました。

11月5日(木) 今日の給食

今日の給食は、ホット中華めん、しょうゆラーメン、牛乳、手作りしゅうまい、千草炒めでした。今日は、「しゅうまい」についてお話しします。しゅうまいは、中国北部で生まれた料理です。豚肉やえびなどをみじん切りにしてから、よく練って味付けしたものを、小麦粉で作った薄い皮で包んで、蒸して作ります。日本で食べられるようになったのは、昭和の初め、横浜が最初だそうです。しゅうまいは、蒸してつくるのに、なぜ漢字では「焼く」「売る」と書くのでしょうか。中国では、「焼く」という漢字には、「火や熱を加える」という意味があるからです。今日の給食では、豚肉、干しえび、たまねぎを使って、しょうがやごま油、塩で味付けした肉あんを、皮で包んで、大きなしゅうまいを作りました。

11月4日(水) 今日の給食

今日の給食は、ご飯、牛乳、彩の国納豆、肉じゃが、石狩汁でした。11月は、「彩の国ふるさと学校給食月間」です。地元産の食材を給食に取り入れるなどして、ふるさとへの愛着を深めようというものです。給食では、普段から鴻巣市でとれた米や野菜、埼玉県でとれた食材を取り入れるようにしていますが、今月はさらに、埼玉県の郷土料理などもたくさん取り入れています。楽しみにしていてくださいね。今日の給食の「彩の国納豆」は、埼玉県で生産量の多い、大豆から作られた納豆です。また、「石狩汁」は、北海道の郷土料理です。北海道でよくとれる、魚の「さけ」が入っているのが特徴です。

11月2日(月) 今日の給食

今日の給食は、子どもパンスライス、牛乳、たらポーションフライ、ボイルキャベツ、秋の味覚ポタージュでした。今日は、秋の味覚ポタージュに入っている「栗」についてお話します。栗は、秋が旬の食べ物です。日本では、縄文時代から食べられていたとされています。栄養は、体の調子をととのえてくれるビタミンC、体内の塩分の量を調整してくれるカリウム、おなかの掃除をしてくれる食物繊維が多く含まれています。また、ポタージュに入っている「しめじ」も、秋が旬の食べ物です。きのこにも、食物繊維が多く含まれています。

10月30日(金) 今日の給食

今日の給食は、たこ飯、牛乳、キビナゴのかりん揚げ、ほうとう汁でした。「ほうとう」は、幅の広いうどんと、かぼちゃやねぎなどの季節の野菜を一緒に煮て、味噌で味付けしたものです。武田信玄が山梨県にいる武士たちが元気で健康に働けるようにと、栄養たっぷりの「ほうとう」を食べさせたことが始まりといわれています。それから、明日の10月31日は、「ハロウィン」です。日本でも有名になってきましたが、欧米では子どもが主役のお祭りとして多くの町で催し物をするそうです。子どもがお化けや魔女に仮装し、 「Tric or treat!」お菓子をくれないといたずらするぞ!と言いながら家々を回り、大人たちからお菓子をもらって歩きます。また、家の周りにはかぼちゃを顔の形にくりぬいたランプを飾ります。今日はハロウィンも感じられるように、ほうとうにかぼちゃが入っています。