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2020年9月の記事一覧

9月14日(月) 今日の給食

今日の給食は、中華丼、牛乳、ほうれん草とあさりのスープでした。中華丼はラーメン屋や中華料理屋、食堂、ファミレスなどでもメニューにあるよく知られた料理です。名前に「中華」と入っていますが、実は中華丼は日本発祥の料理です。なので日本でも本格的な中国料理店ではメニューに入っていないこともあります。中華丼は広東料理の八宝菜をごはんの上にのせたようなものですが、発祥は料理屋のまかない料理とか、お客の要望だとかいくつかの説があります。どちらにしても昭和初期に関東から広まったようです。

9月11日(金) 今日の給食

今日の給食は、食パン、牛乳、チョコクリーム、ホキの香草焼き、青菜とコーンのソテー、オニオンスープでした。今日はスープにたっぷり入っている「たまねぎ」のお話です。たまねぎは4月から6月には生で食べられる新たまねぎの旬があり、10月には炒めて甘みの強く出るものが出回ります。たまねぎには独特の辛味と香りがあります。この成分には、食欲を増進させたり、疲れをとったり、血液をサラサラにしたりする働きがあります。今日は調理員さんたちが涙を流しながら、一生懸命、25キロ(約 100個)のたまねぎを1個1個皮むきをしました。そしてじっくり炒めて甘みをしっかり出してスープを作りました。

9月10日(木) 今日の給食

今日の給食は、枝豆じゃこごはん、牛乳、厚焼き玉子、相性汁、冷凍みかんでした。「相性汁」とは、和食の「かつおだし」「みそ」と洋食の「ベーコン」「牛乳」が相性良く混ざり合った汁物です。牛乳が入ることによって、普通のみそ汁よりコクが出ます。今日の相性汁には6種類の具(ベーコン、じゃがいも、たまねぎ、にんじん、ねぎ、豆腐)にかつおとさばからとっただし汁、牛乳、白みそが入っています。

9月9日(水)今日の給食

今日の給食は、ごはん、牛乳、さんまのかば焼き、切り干し大根サラダ、ピリ辛味噌汁でした。今日は「さんま」についてお話します。さんまは漢字で書くと「秋」「刀」「魚」という3つの漢字になります。さんまが秋が旬で、形が刀のように鋭く、細長い魚なのでこの漢字があてられました。脂がたっぷりのった秋のさんまには栄養もたっぷりあるので、昔からスタミナ補給の食品として知られていました。筋肉や髪をつくるたんぱく質、血液をつくる鉄分、粘膜を強くするビタミンA、骨や歯に欠かせないカルシウムとその吸収をしてくれるビタミンDなど多く含まれています。さらに、脳を刺激し、記憶力がよくなる働きがあるDHAも含まれています。

9月8日(火) 今日の給食

今日の給食は、野菜ラーメン、牛乳、カレーポテト、ミニトマトでした。今日は「ラーメン」についてお話します。中国で1500年ほど前、小麦粉をねってひも状にしたものをスープで煮たり、スープに浮かせたりして食べていたのが、ラーメンの始まりといわれています。日本でいちばん最初にラーメンを食べた人は、水戸黄門で有名な水戸光圀だそうです。それから、約200年後の明治時代になってから浅草に日本で最初のラーメン屋が誕生したといわれています。その後、日本人の好みのスープやめんのコシにこだわり、100年が過ぎていった結果、本場の中国にない、日本独特の「ラーメン」に変化していきました。今ではラーメンが生まれた国である中国に日本食として日本のラーメンが逆に広まっているそうです。

 

9月7日(月) 今日の給食

今日の給食は、こうのとり伝説米、牛乳、かつおフライ、茎わかめの金平、厚揚げときのこの味噌汁でした。今日は「まごは(わ)やさしい」についてお話します。「まごわやさしい」は、ある食べものの頭文字を集めた言葉です。「ま」は大豆などの豆類や豆腐などの豆から作られるものを表します。「ご」はごま、「わ」はわかめなどの海藻類、「や」は野菜、「さ」は魚、「し」はしいたけなどのきのこ類、「い」はいも類のことをいいます。この「まごわやさしい」の食べものは、かみごたえがあり、昔から日本で食べられているもので、和食に欠かせないものばかりです。また、「まごわやさしい」食べものを組み合わせると、体をつくる「たんぱく質」、胃腸の調子を整える「食物繊維」やかぜなどの病気から守ってくれる「ビタミン」や「ミネラル」をバランスよく食べることができます。今日の給食には「まごわやさしい」の頭文字がつく食べものがたくさん使われています。

9月4日(金)今日の給食

今日の給食は、コッペパン、ラフランスジャム、牛乳、鶏肉のパプリカージュ、こふき芋、ウインナーとレンズ豆のスープでした。今日は「ラフランス」についてお話をします。梨は、「日本梨」と「中国梨」、「洋梨」の3つに大きく分けられます。ラフランスは、洋梨です。原産地は、その名前の通りフランスで、日本へは明治時代に伝わりました。昭和時代の後半ごろから、広く栽培されるようになり、今では、日本で栽培されている洋梨の代表品種になりました。収穫時期は秋です。甘味の中にほんのりと酸味があり、果汁をたくさん含み、とろけるような口あたりです。甘味、香りともによいので、生のままでも、今日のようなジャムに加工してもおいしくいただけます。

9月3日(木) 今日の給食

今日の給食は、夏野菜カレーライス、牛乳、フルーツ白玉でした。今日はフルーツに入っている「白玉」についてお話します。白玉は「白玉粉」と呼ばれるもち米を粉にしたもので作ったお団子です。寒さが厳しい冬に白玉粉作りが行われていたので、別の名前で「寒晒し粉」と呼ばれます。白玉粉は室町時代や鎌倉時代ごろに中国から伝わっていたようですが、一般的に広まったのは江戸時代ごろといわれています。江戸時代になると、砂糖やもちなどの和菓子が庶民の間でも食べられるようになり、それにともなって白玉粉も普及していったようです。白玉粉から作られる白玉は、特に夏を代表する和菓子として江戸時代の庶民に親しまれていたようです。

9月2日(木) 今日の給食

今日の給食は、ひじき豆ごはん、牛乳、ししゃもの南蛮漬け、大根の味噌汁、冷凍みかんでした。今日はひじきについてお話しします。ひじきは色が黒く、細長く、食べるとぼそぼそしていて、味もあまり特徴がありません。しかし、ひじきには、骨や歯をつくるカルシウム、血液をつくる鉄分、腸の働きを助ける食物繊維などが非常に多く含まれています。油揚げや鶏肉などと炊き合わせるとおいしくなるひじきです。今日の給食は、ひじきを大豆、油揚げ、にんじんと一緒にしょうゆ、砂糖などで煮た具の入った炊き込みご飯です。三重県のひじき協同組合では、このひじきをもっと食べて、健康に長生きしてほしいという願いを込めて9月の敬老の日をひじきの日として制定しました。

9月1日(火) 今日の給食

今日の給食は、田舎うどん、牛乳、野菜炒め、黒糖蒸しパンでした。黒糖蒸しパンは、ホットケーキミックスに黒砂糖を混ぜて黒豆をいれて蒸して作りました。黒糖は、さとうきびの汁をしぼって、そのまま煮詰めた黒砂糖で、主な成分は上白糖と同じで、炭水化物です。上白糖に比べるとカルシウムやリン、鉄などの無機質が豊富です。黒豆は、黒大豆のことで、大豆とおなじように畑の肉と呼ばれるほどみなさんの成長に必要なたんぱく質、カルシウム、鉄を多く含んでいます。皮が黒いのが大豆と異なる特徴で、アントシアニンという成分で黒くなっています。アントシアニンは目の疲れを回復させる効果があります。