2021年3月の記事一覧
3月16日(火) 今日の給食
今日の給食は、五目うどん、牛乳、大豆のシャリシャリ揚げ、清見オレンジでした。今日は「清見オレンジ」についてお話します。清見オレンジは昭和24年に、日本人に身近なみかんと世界で一番多く生産されているオレンジを交配させ、新しい柑橘類を生み出す計画により誕生したオレンジです。清見という名前は静岡県清水市にある清見寺からつけられました。皮はオレンジよりは柔らかいのでむきやすく、果肉はみかんに似て甘くなっています。栄養面では、ビタミンCと食物繊維を多く含んでいます。さらに、最近がんの予防に効果があると注目されている、βクリプトキサンチンも含まれています。
3月15日(月) 今日の給食
今日の給食は、はちみつパン、牛乳、チキンのこんがり焼き、ボイルブロッコリー、彩り野菜スープでした。チキンのこんがり焼きに使われている「コーンフレーク」についてお話します。コーンフレークは名前の通り、コーン(トウモロコシ)の粉から作られるシリアルの一種で、カリカリとした食感が特徴です。今日は鶏肉にノンエッグマヨネーズを塗り、パン粉、コーンフレーク、パルメザンチーズを混ぜた衣をつけて焼きました。マヨネーズでお肉をコーティングするとやわらかくしっとり仕上がります。また、コーンフレークの食感が良いアクセントとなり、美味しく出来上がりました。
3月12日(金) 今日の給食
今日の給食は、鯛飯、牛乳、チーズはんぺんフライ、若竹汁、いよかんでした。今日のご飯に使われている「鯛」は愛媛県産です。愛媛県の瀬戸内海に面した地域は鯛の養殖が盛んで、天然の真鯛も一本釣りで釣れるので、鯛を使った郷土料理の「鯛めし」が有名です。 かつて鯛めしは神社に献上されたり、漁師が船の中で食べたりと歴史が長く、身近な食べものとして地元の人に食べられてきました。今日の鯛は、3日に登場した「めで鯛すまし汁」と同じく、国の補助金を活用したものをありがたく頂きました。また、果物は、これまた愛媛県が全国一位の生産量を誇っている「いよかん」でした。
3月11日(木) 今日の給食
今日の給食は、ごはん、牛乳、豚肉とれんこんの黒酢炒め、えび団子スープ、青のり小魚でした。今日は「黒酢」についてお話します。黒酢と普通のお酢との違いは「原料」と「作り方」にあります。料理によく使われる透明なお酢は、精米された白米で作りますが、黒酢は、玄米を使います。白米に比べて、玄米は、ビタミン・ミネラルなどを豊富に含んでいるので、黒酢は普通のお酢に比べ、栄養が豊富です。また、普通のお酢は、約4か月の短期間で発酵させ、作られるのに対し、黒酢は半年から長いもので3年という長い時間をかけ、じっくりと発酵、熟成させ、作られます。熟成期間が長くなるほど、黒酢の特徴である美しい「琥珀色」が深まり、香りやコクも増し、味もまろやかになります。今日は、豚肉とれんこんをコクのある黒酢を使い、炒めものにしました。
3月10日(水) 今日の給食
今日の給食は、ライスボール、牛乳、キャベツのペペロンチーノ、ミネストローネでした。今日は、ペペロンチーノについてお話します。「ペペロンチーノ」は、パスタ料理のことで、正式名称は、「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」です。イタリア語で、「アーリオ」は「にんにく」、「オーリオ」は「オリーブオイル」、「ペペロンチーノ」は「唐辛子」という意味で、にんにく、オリーブオイル、唐辛子を使ったスパゲティのことをさします。今日は、そこにキャベツを加えました。キャベツには、ビタミンCと、S-メチルメチオニン(キャベジン)という成分が多く含まれています。キャベジンは、胃の薬にも使われている成分で、胃を正常に保つ働きがあります。体によいキャベツが入った、ペペロンチーノを味わっていただきましょう。