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カテゴリ:校長室より

令和6年4月24日(水)全校朝会

全校朝会では、話を聞くことの大切さの話をしました。

合わせて、5月の生活目標「『はい』と元気よく 返事をしよう」 について、6年生児童が実演を交えながら説明してくれました。

(写真の下に、全校朝会での講話を掲載します。)

みなさん、元気よく朝のあいさつをしましょう。

「おはようございます」とても素晴らしいあいさつです。

先ほどのあいさつも素晴らしいですが、この頃、廊下ですれ違うと、すすんで「おはようございます」「こんにちは」と挨拶をしてくれる人が大勢います。あいさついっぱいの学校になって、素敵です。これからも続けていきましょう。

 さて、今月のお話です。

みなさんは学校で勉強するとき、一番大切なことはなんだと思いますか?

国語でも算数でも体育でも音楽でも、どんな授業でも一番大切なことです。授業だけではなく、友達と楽しく生活していくためにも大切なことです。それは何でしょう?

それは先生やお友達の話を「聴く」と言うことです。

高学年の人は知っていると思いますが、「きく」という言葉にはいくつか漢字があります。皆さんがよく知っているのは「聞く」、この字だと思います。でも、今日、校長先生がお話しするのはこの「聞く」ではではありません。

もう一つの「きく」です。

 それはこんな字です。「聴く」これも「きく」と読みます。

ではこの「聴く」はどんな意味なんでしょう?

この「聴く」は「なんとなく聞く」ということではありません。一生懸命聴く、必死で聴くという意味です。学校のお勉強や生活ではこの、「ものすごく一生懸命聴く」ことが大切なんです。

ではどうやったらそういう聴き方ができるのでしょうか?

それはこの「聴」という文字の中にヒントがあります。この「聴」という字を分解してみましょう。

まずここです。これは「耳」ですね。耳がちゃんと働くためには自分がおしゃべりしていて他はだめですね。まず耳がちゃんと働くために、自分のおしゃべりはストップです。おしゃべりしながら真剣に聴くことはできませんよね。

次はこれです。横になっていますがこれを縦にすると「目」です。これはお話しを聴くときは話す人をしっかり見るということが大事だと言うことです。

最後はここ、これは「心」ですね。

「心で聴く」というのは、お話しをしている人のこと、お話しをしている中身を一生懸命考えながら聴くということです。

さぁ、この三つを合わせると上手な聴き方になります。

つまり、「目と耳と心で聴く」ということです。これが一番大切な聴き方です。

「話している人がいるときはおしゃべりをしない」「話をする人をしっかりと見る」「考えながらきく」ことができるようになると素晴らしいです。

例えば、「交通事故にあわないようにしよう」という話を聞いたら、ただ、「交通事故に気をつけないといけない」と思うだけでなく、交通事故にあわないためには、自分はどうしたらよいかなと考えて、信号や横断歩道を守ること、飛び出しをしないことなどが思いつけるとよい聴き方です。 人は言葉でいろいろなことを伝え合う生き物です。まずは 話す、聞くをしっかりすることで、友達同士も仲良くなれます。

今日は、話をしっかり聞くことの大切さについて話をしました。最後まできちんと話が聞けていた 今のみなさんの姿勢を続けていきましょう。 これで、校長先生の話を終わりにします。

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