令和6年1月9日(火)始業式の様子
令和6年がスタートし、今日から3学期が始まり、子どもたちの元気な声が学校に戻ってきました。今日はリモートでの始業式があり、校長先生からは次のような話がありました。
皆さん、まずは新年の挨拶をしましょう。
「明けましておめでとうございます」
「今年もよろしくお願いします」
新年にふさわしい、挨拶ができましたね。
さて、「一年の計は元旦にあり」という言葉がありますか、この言葉は、何事も最初が肝心で、一年間を充実させるには年の初めに自分で目標を決めて取り組むことが大切であるという意味です。
今日は新しい年を迎えたことから、「実行に移す決意と習慣」ということについてお話しします。
まず、第一に自分で、「目標を決める」ことが大切です。目標を決めることは、今の自分となりたい自分を比べることです。「こんな風になりたいな」、「今年は、こんなことを頑張りたいな」と決めることは、自分を成長させる第一歩となります。ところで、目標というと、「漢字をがんばります」「計算をがんばります」、「お手伝いを頑張ります」というように立てる人がいるかもしれません。これでも悪くはありませんが、もう少し、具体的に決めることが大切です。例えば、「今の学年で勉強する漢字を全て書けるようにする。」「漢字のまとめのテストを1回で合格する。」というように、できたことがはっきりとわかるように決めるとよいと思います。
第二に、目標に向かって「やるべきことを決める」ことです。まず初めにやること、それができたら、次に、いつ、どのようにしてやるかという順番と方法を決めることです。「毎日、漢字の練習を30分する。」「ミニテストを1日ごとにやって確かめる」など、これも、できるだけ具体的に決めることが大切です。
そして、第三に「実行に移す」ことです。
何事にもスタートするには力が必要です。自転車に乗ったことがある人はわかると思いますが、止まっているものを動かすときにはとても大きな力が必要です。でも、走り始めるとそれほど力が必要ありません。
「目標を決め」、「やるべきことを決める」こと、そして、「実行に移して」習慣としてしまえば、目標が一歩ずつ近づいてきます。ぜひ、自分の力を信じて努力できる1年に、そして3学期にしてほしいと思います。
私も、いくつかの山に登る目標をたて、体力づくりを続けています。毎日、1万歩以上歩くこと、30分以上運動することをやるべきことに決めて続けています。続けていくことで、習慣にすることができるようになりました。習慣になると、やらないと気持ちがよくない感じになります。はじめは、大変だなあと思うこともありましたが、習慣になれば続けていくことは苦になりません。
3学期は、それぞれの学年の学習や運動、そして生活の仕方など、身に付けるべきものを身に付けて次の学年に備えるまとめの学期です。1年生は2年生へ、2年生は3年生へというように今の学年のやるべきことを身に付けてそれぞれ一つづつ学年が進級します。特に6年生は、小学校を卒業し中学生になる年です。
下忍小のみなさん一人一人が今までに学んだことを生かしながら、今の学年のまとめと新しい学年に向けた準備ができることを期待しています。3学期学校へ来る日は、一番少ない6年生で51日、一番多い5年生が53日です。あっという間です。
3月の卒業式、修了式には皆さん一人一人が「やるべきことをしっかりできました。」という気持ちで1年間を振り返ることができるように、今日からがんばっていきましょう。
といったお話でした。その後1月の生活目標である「心をこめてあいさつをしよう」について話がありました。始業式での国歌・校歌の伴奏は6年生児童が行ってくれました。