令和4年6月1日(水)全校朝会にて
本日は業前に全校朝会が行われました。校長先生からは次のような話がありました。
みなさん、元気よく朝のあいさつをしましょう。
「おはようございます」とても素晴らしいあいさつです。
さて、今日のお話です。「そうじ」についてです。掃除は、清掃とも言いますが、皆さんはどうして掃除をするのか考えたことはありますか。
掃除には、3つの大事な役目があります。それは、
「かいてき」「ながもち」「けんこう」です。
「かいてき」とは、きもちよくすごすということです。きれいな部屋にいる方が気持ちがいいですね。気持ちのよい部屋にするためには、掃除が必要です。
「ながもち」とは、ものを長くつかうということです。掃除をしないで放っておくと、物が使えなくなってしまうことがあります。
「けんこう」とは、元気にすごすということです。みなさんの周りには、目には見えない、かびやだに、花粉などがあります。きちんと掃除をしていれば、大丈夫ですが、掃除をしないで、ほこりがたまったままにしておくと、かびやだに、花粉などがたくさんついていきます。体が弱っているときそれらを吸い込むと、病気になってしまうこともあります。
掃除には、「かいてき」「ながもち」「けんこう」の3つの役目があります。
ところで、下忍小学校は、掃除の時間はだまって掃除をする「むごんせいそう」となっています。実は、無言清掃にはレベルがあります。
まず、レベル1は、「がまん清掃」です。「がまん清掃」は、周りの人に話しかけないで、自分のやることに取り組めるか挑戦する清掃です。
次に、レベル2は、「しんせつ清掃」です。「がまん清掃」に加えて、友だちのよいところを見付けたり、お互いに助け合ったりしながらする清掃です。もちろん話しかけたりしません。ハンドサインもしません。難しい言葉では「気働き」といいます。ほうきでごみを集めている人がいたら、さっとちりとりを渡す。バケツを重そうに運んでいたらさっと手伝うということです。
勘違いしないでほしいのですが、「気働き」は、自分のやることをしないで、友達を助けるということではないということです。また、一つのバケツを何人もで運ぶのも違います。大事なのは、話しかけたりしないで、相手がしてほしいことを考えて行動することです。
最後に、レベル3は、「みつけ清掃」です。大体きれいになったなと思うところから、さらに時間いっぱい、やることをみつけて最後の最後まで掃除をすることです。もちろん、話しかけたりしません。
ここでも勘違いしないでほしいのですが、最初から、細々としたところからやるのではないということです。自分のやることをやってきれいになったところ、100点の清掃からからさらにやることを見付けて、120点を目指す清掃です。
3つのレベルは分かりましたか?
ここ数日の、特に3年生以上の清掃の様子を見ていると、話しかけたりせず、掃除をしているようになりました。多くの人がレベル1「がまん清掃」に達しているようです。レベル1がいつもできるようになったら、ぜひ、レベル2「しんせつ清掃」、レベル3「みつけ清掃」までできるように頑張ってほしいと思います。
1人1人が取り組むことで、今よりももっと、かていき、けんこうで、長持ちな下忍小学校になると思います。
というお話がありました。明日からまた新たな気持ちでしっかり掃除に取り組んでほしいと思います。